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不人気だった大顔面に愛を込めて

今年度より
デッサンの実習は大きく様変わりします。

まず
これまでのデッサン室が無くなって、本館の地下1階に移設します。

新しい
デッサン室です。

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現在のアニメーション実習室の真上が新デッサン室になります。

地下なので、以前のような高い天井の教室ではなくなりました。
あの、外から見学可能なオープンな教室でもなくなりました。

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旧デッサン室は、姉妹校が使用する、他学科の実習室になります。

進学検討者たちは、かつてのデッサン室をどう見ていたのでしょうか?
あの、外から見える教室を見て「絵を描くことを学べる学校だな」と眺めてくれていたのでしょうか?
描くことを学べるイメージを大切にしていた、云わばODCの顔のような教室でしたが、どんどん様変わりしています。

あのデッサン室は先生によってはブラインドを降ろして、ワザと外から見えないように授業をされていた方もおられましたが、私はいつも、外向けのデモンストレーションだと思い、わざと丸見えの中で学生たちに課題制作させておりました。


移設と同時に
倉庫に引っ込めてしまう石膏像もあります。
「大顔面 石膏」がそうです。

ここのところ、カリキュラム課題からも消されてしまいました。

古い卒業生たちなら、皆さん記憶しているはずですが、入学してきてからまず最初に描かされた顔だけの石膏です。

新しく出来た
マンガやコミックイラスト学科の学生たちから、「ごちゃごちゃしていて描き辛い」「顔が怖い」と不評だったことが課題から省かれた主な理由です。

しかし
この大顔面面取りは、デッサンが何たるかを学ぶのに、教材としてとても便利な対象でした。

倉庫に眠ってしまうことにもったいなさを感じ、教材としてファンだった私のひとりよがりで、アニメーションの制作ロームのインテリアとして壁に掛けました。

★ ★2 ★3

突然の
登場で、新入生も新2年生もびっくりするかなぁ?
恐がるかなぁ?

ということで
なぜ、「大顔面の面取り」が教材として優れているかの持論を述べます。

まず、面取りについてですが
将来様々な立体物を描写表現していく時に、対象を単にシルエットでとらえて線で描いていく、言わばスケッチの技術だけでは絵の上達はありえないと考えております。
ここのところのアニメーションの画面も、背景がリアルになり、三次元表現になったことで、キャラクターの描写も立体的に描かなくてはならなくなりました。アニメーターは線だけで描けば良いのですが、仕上げがされて背景と同じように色彩が加わってくると、対象を線だけでなく面でとらえて描かなければなりません。
ペンで描かれたマンガの絵と決定的に違うところです。

キャラクターも立体ですから、アニメーターが線でそれを描いたにせよ、立体感のある表現で描かなければならないのです。

立体を描写表現していくためには陰影の描写のテクニックも大切なテクニックですが、面取りの対象は、陰の成り立ちについて観察・認識しやすいということも重要なポイントです。
実際、陰影描写はテクニックが必要で、描き慣れていない学生にとってはいきなりの曲面でつくられた丸像は、とても難しい課題です。
しかし、面取りならば、陰影を描写する前に、各面を形でとらえて「線で」描くことが可能です。
これは、これまでマンガで線で絵を描いてきた新入生たちにとっては、入りやすい課題といえます。

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ODCアニメーション学科のデッサンの課題では、最初は陰影の描写をさせずに、形を観察し、まずは、その形をしっかりと描かせることを学ばせます。
同時に、画面の中に、的確に絵をおさめる、すなわち、構図を理解し意識して制作することを大切にして課題に取り組んでもらう学習をします。

面取りのデッサンの学習は、立体である対象を面で観察し、その面の向き(方向性)や流れを感じ取って描写に活かして描くトレーニングに最適な対象なのです。

その
構図についてお話しすると、この大顔面の石膏は教材として良く出来ていて極端なアングルで観察しないかぎり、支持面である用紙に都合良く全体がおさまるような形で作られています。

かつては木炭紙に木炭を使って描くことからスタートしていましたが、この大顔面は、木炭紙の大きさとほぼ同じ大きさに作られていて、縦横の比率も、画面に合うような比率になっているからです。

これって、初めて制作する初心者にとってはとてもありがたいことです。

しかし、「木炭」も、他学科からの要望で使用画材から抹殺され、鉛筆描写から入っていくカリキュラムに統一が図られました。

確かに鉛筆は、学生たちにとっては使いやすい、使い慣れた画材ではありますが、私の持論は
「鉛筆は描写のための画材」
「木炭は描いたものを“消す”画材」
だと思っています。

まだ、描く技術を充分に手に入れていない新入生に鉛筆を持たせるのは少し早いと考えます。

木炭の「簡単に消すことが出来る」特性を利用して、間違ったら勇気をもっ「間違っていたら消す」ことを学習することは、描写の前に「観察」が大切であることを徹底するのに、とても都合の良い画材でした。

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大顔面の話しから
木炭の話しに逸れてしまいました。
元の「面取り大顔面の教材としての魅力」に戻します。

面取りの学習の大切なことと、大顔面の石膏のサイズと形が初心者向きであることを述べてきました。

もう一つの
教材としての魅力は、対象の真ん中が見つけやすいということです。

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鼻の頭の、スーパーマンの胸のマークのような六角形の面が、よっぽどの近くから見上げるか上から見下ろさないかぎり、ほぼ画面の真ん中にくるように設計されているのです、この大顔面という石膏は。

この、真ん中を見つける観察テクニックは、今後、どんなものを描くにせよ、バランスよく構図を作り画面におさめることにおいてとても大切なテクニックなので、新入生のデッサンの授業で一生懸命説明することでもあります。

よく観察すれば分かることですが、最初から「鼻の頭が真ん中の水平線上にある」ことを知っていれば、とても簡単に構図をまとめることが出来ますね。

このように
前髪の上のポジション(一番てっぺんの部分)と顎の下のひげのような部分(シルエットの最下部)、そして、真ん中の鼻の頭の位置が理解できれば、画面のイメージを制作の早い時期に手に入れることが出来ます。
後は人間の顔面を描くわけですから、鼻筋を通って顔面の中央を抜けていく「顔面の正中線」上にあるものを描き始め、そこから左右対称に並んでいる目や頬などを描き進めていけば、バランスよくデッサンを描き進めていけるでしょう。
確かに多くの線や様々な面が入り乱れている対象ですが、このように順を追って描き進めていけば思っている以上に簡単に描き進めていくことが出来ます。


アニメーション学科は
今学期も、最初の小型胸像の面取りを陰影をつけて仕上げることよりも、課題のテーマを「観察」「構図」「形を描ききる」に集中して、陰影の描写は二つめの課題から始める計画です。

新入生の皆さん、デッサンをお楽しみに。

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デザイナー学院時代のプレート

まだ
大阪デザイナー専門学校が「大阪デザイナー学院」だった頃のプレートが、そうこの奥から発掘されました。

★小

校長も
青山校長から長尾校長に交代され、ODCは新しくなります。

でも、懐かしい校名。

★大






北御堂へお参り

昨年
12月27日に亡くなった母を納骨することになる北御堂の納骨壇にお参り。

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毎年
三が日に管理・維持費をおさめにお参りしています。

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久しぶりのIMAGICA

何年ぶりでしょ?
かつての東洋現像所、その後IMAGICA WESTとなり、現在はIMAGICALab.となっているポストプロダクション。
本日試写室にて貴重なアニメーション作品の上映会が行われました。
『桃太郎 海の神兵』
1945年に公開された戦時中に制作された、海軍省の国策アニメーション長編映画。
IMAGICAの試写室を使っての上映ということで35㍉フィルムでの映写。
日本映画撮影監督協会と松竹映画がタッグを組んでのイベントなので実現した貴重な上映会でした。

チラシ

学校の
ある、堂島からIMAGICA Lab.へ行くには、徒歩60分、自転車30分、環状線大阪駅から桜ノ宮駅までそこから徒歩10分とさまざまな行き方はありますが、長年行き来をしていた我々には知られざる裏ワザがあります。
それは、大阪駅から発着している帝国ホテル行きの送迎バスを利用するのです。
帝国ホテルとIMAGICA Lab.は目と鼻の先。交通費かからずにIMAGICAに行けるんです。

久しぶりの利用。

以前どおりでした。

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扇町講演方面の経由ではなく、空心町交差点経由に変わっていたけど。

卒業制作の撮影後
現像とラッシュプリントの作業をお願いに利用した玄関・窓口です。

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会場は7階の試写室。

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35㎜の映写機がセットされています。
昔は常設だったはずでしたが、この日のために設備されたのでしょうね、きっと。

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映写後は
当時の制作スタイルに詳しい大先輩たちによる、作品解説と技術解説。

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『桃太郎 海の神兵』が
公開されたのが1945年。前でお話されている撮影監督協会の島村さんも岡部さんもこの業界で仕事を始められたのは戦後なので、当時の制作に直接関わったわけではというわけではありませんが、戦争を体験されているわけですから、当時の時代背景にシンクロさせた体験談は、とても貴重なお話でした。
戦時中に制作されたアニメーションですが、100人にもおよぶアニメーターたちが集められて制作が始まったようです。
しかし時代は、敗戦に向かって行く大変な時期。
多くの若者は戦場に駆り出され制作の全てに関われたメンバーは、そのうちの何十人という話を聞くと心が痛みます。
関西でも縁故疎開が始まった時期での公開でしたので、出来上がった作品を見る人も誰もがというわけではなかったでしょう。

現在の
アニメの動きとは、質が全く違いますね。
とにかく緻密で丁寧。
今のアニメはレイアーに分けて逃げてしまうことが可能ですが、このアニメーションはどの動きも本質がパラパラ漫画にあることが伝わってきます。
表情の微妙な変化が大切にされている。曇らせたり何かを思いつめたりする表情の動き。動物たちを擬人化させてキャラクター描写しているのですが、とても生き生きしていることに驚かされます。
演出も素晴らしい。
降下の準備に綱に金具を掛けるアップショット。
落下傘が順に開いていく様はリズム良く美しい。
落下傘降下の後、地上での戦闘の一連のシーンは、戦闘場面ではあるのだけれど、スリリングな展開にわくわくさせる。
台詞のない、テンポの良いカット割りと兵たちのテキパキとした動きは、戦場での無駄のない動作に臨場感とリアリティを感じさせる。
落下傘で落とされた武器の周りに身を伏せながらたちまち集まる兵たち。
無言で装備を身にまとい、銃声が途切れると体を起こし、そして抜刀して突撃。
身体の大きな力強そうなクマが敵壕の死角から忍び寄り豪の重砲を豪から引き抜き、銃を構えた降下兵たちが敵陣に雪崩を打って突入。
装甲車で脱出を図る敵兵。
手榴弾で装甲車のタイヤを爆破。
装甲車のハッチを開け短刀を中に向かって振り下ろす。
さすがに、戦場なんだと気がつかせる緊迫させる一連のシーン。



日本映画撮影・監督協会からの告知

日本映画撮影・監督協会から
素敵な情報をいただきました。
太平洋戦争時に制作された長編アニメーション映画『桃太郎 海の神兵』のニュープリント試写会です。

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会場は
桜ノ宮のIIMAGICA Lab。かつての東洋現像所、IMAGICA WESTです。
学生時代、アニメーション学科がフィルムでアニメーションを制作していた時期に、撮影後のフィルムの現像はもちろんプリント、願編集、タイミング、テレシネなど技術指導をふくめて大変お世話になった現像の工場、ポストプロダクションです。
その試写室で、35㎜のニュープリントで、貴重な作品を観ることができます。

戦時中の
国策映画です。活躍の場がなかったアニメーターたちが、ここぞとばかりに持っている技術を出し惜しむことなく発揮し全力で制作した、時代のことを思うと、悲しさも感じるアニメーションです。

脳卒中を経験【ST】

STは
言語聴覚療法。
会話がいっぱい出来るリハビリ。
ときどき、試験も行われる。
試験には記憶試験もあり、その時は気楽に関われず辛さがあった。

遂行機能障害を治療するトレーニングカリキュラムが用意されているとも聞きます。
1.優先順位をつけられない
2.計画を立てて物事を進められない
3.物事を論理的に考えられない
などに対しての治療メニューのようです。

トランプゲームもカリキュラムされていました。
「スピード」というゲームを教えてもらいました。

必ず宿題が出るリハビリ。
クロスワードから始まって、連想言葉の列挙など様々。

職場の復帰を
想定していただき、教室にとどく声で喋ることが出来るようにテキストを音読するトレーニングはたびたびせっていされました。先生の前で、授業形式でプレゼンするカリキュラムも用意されました。患者のそれぞれに合わせたカリキュラムを工夫されている様です。

治療の後半の時期は
60分の時間の配分を、自身で計画してそのとおりにメニューをこなす、まるで授業運営を再現するようなカリキュラムも用意されました。
時間どおりにリハビリを運営している先生方のご苦労を実感しました。

脳卒中を経験【PT】

PTは
理学療法。運動機能の改善を目的に運動基本動作(座る、立つ、歩くなど)の指導を受けながらの運動機能回復の訓練と治療。OTよりも全身の大きな動きのリハビリテーション。姿勢や筋肉の使い方などの指導も受けた。リハビリ室から出て、廊下を歩いたり非常階段を利用したり、筋トレのようなこともさせられ、Tシャツ1枚にもかかわらず汗だくになることも多々あった。

病院から出て
緑橋周辺を歩いたり、院外の歩行も経験した。
病院の廊下がいかに歩きやすいものなのか痛感した。久しぶりの外歩きは、いろいろな刺激に集中しなければならなく、とても疲れた。初めて歩くところなので必要以上に気疲れした。
ふだん、歩きなれた道を、何も考えずに歩いていたことを思い知る。
信号機の場所、位置を探さなければならない。
歩道に何気なく無造作に置かれている自転車や日常生活の物がこんなに歩行の妨げをしていたなんてあらためて気づかされた。
ちょっとした段差。上着のすそが駐輪されている自転車にひっかかりそうになる。見守ってくれているリハビリの先生が察して素早く対応する。万が一のことがあってはいけないのでサポート側も大変だ。

担当の
リハビリの先生は、日常への復帰のために、こちらからのリクエストにも応えてくれた。
自立で通勤できるように、地下鉄の利用、乗車。
OSAKAメトロ森之宮駅まで行き、切符を購入して改札。電車に乗ってとなりの緑橋駅まで乗車。エスカレーターに乗ったり、構内、ホームを移動。
自転車に乗れるようになりたいと言えば、自転車を手に入れてきてくださり、院の敷地内でトレーニングできるよう手配してくださった。当日は、ヘルメット、肘当て、膝当て装備でもう一人のリハビリの先生に応援を頼み二人の先生の見守る中、練習させてもらった。
久しぶりの自転車。心配していたこぎ始めは問題なし。降りてハンドルを操作しながら自転車の向きを変えたり誘導したり、そのことの方が大変だった。


脳卒中を経験【姫路城・紫色・阪急電車】

森之宮病院で
OTが作業療法、PTが理学療法、STが言語聴覚療法であることを知った。各リハビリの時間割が組まれ、カリキュラムとして単位を取得、回復を目指します。

作業療法は
日常生活を行っていくために必要な動作や職場復帰するための能力の回復をめざすリハビリ。

両手に
お手玉を持って、同時に空中に放り上げてキャッチする。左手からお手玉がはなせなかった。

おはじきを
片手にいくつも持って、ひとつづつ指先に移動させてテーブルに並べていく。左半分の感覚がまだまだで、最初はうまくできなかった。
自主リハビリで頑張った。

出来なかったことが少しづつできるようになる。嬉しい。

パソコンで
文章を打って、決められた時間に何文字打つことができたか計られた。両手を使って打つことが出来るようになり嬉しい。
療法士の先生は、何文字打てたかという結果だけでなく、パソコンに置いた手の位置も観察している。左手の指が遠くのキーまで伸びるようになったことを指摘してくださった。

お盆の上に水の入ったペットボトルをのせて、落とさないように歩いて運べるか。
ウエイトを持って、階段を上り下りした。
家の風呂場のサイズを計り、そのサイズを再現できるセットが設備されている。そのセットを使って入浴が可能かトレーニングがあった。
定期的に用意されている器具を使った試験があった。
アタッシュケースの中に様々な試験器具。
サイズの違うボール。大きなボールは野球サイズのゴムボール。小さなものは豆粒のような玉。
それらを指定された枠から枠へ移動させる。その動作タイムを計る。
細かないくつかのピンを所定の穴に突き刺す。これもタイムを計る。
見せられた図形をデッサンするテスト。
認知のテストもありました。
「姫路城」「紫色」「阪急電車」は、時間があいた後でも記憶できているかを調べるテスト。

評価をつけられ、回復の診断をされます。



脳卒中を経験【森之宮病院】

森之宮病院は
リハビリ専門の実績医院。
毎日時間割が与えられ、単位をとりながらカリキュラムを消化していく。
学校のようだ。

ST、PT、OTという言葉もここで知り理解した。

それぞれの
フロアに広いリハビリ室が設置されていて、廊下は広く、車椅の移動に困ることはないし廊下を使った歩行訓練も可能。
入院患者がリハビリ時間外でも自主リハビリできるように設計されている。

ガンダム

6時起床
看護師さんが先日の尿と排便の記録シートを回収に来る。トイレの回数が少ないと「水分補給し回数を増やすようにと声掛けがある。排便は形状と量を記録。
北野病院ではパジャマでの生活。ベットで過ごす入院生活だったので、リハビリもパジャマで履物も脱ぎ履きしやすい患者サンダルでうけていた。ここ、森之宮病院でのリハビリはトレーニングウエアー
等に着替えて、履物も必ず靴を履かされる。
なので、朝は希少と同時に着替えて洗顔。そしてトイレ。
朝食は7時30分に配膳される。
森之宮病院の朝食は毎日パン食。
薬は舞町食後の一回。
アムロジピン錠1錠
バイアスピリン錠1錠
朝イチのリハビリは9時
OT、PTの場合は病室の真ん前のリハビリ室、もしくは病室で行うことも。
STは3階に移動し成人室(個室)でうける。



脳卒中を経験【リハビリ転院】

脳の腫れを
抑える点滴から飲み薬の治療に変わり、同時に、脳のダメージからの身体の機能回復リハビリに専念する転院の指導をソーシャルワーカーから聞かされた。
自宅から便利な医院のリストをもらった。
作業療法士の先生に助言をいただき森之宮病院をピックアップ。転院の手続きを進めてもらった。
12月17日(月)朝、転院決定。
病棟の看護師さんたちには大変お世話になった。
リハビリスタッフの先生方にもいろいろと教えてもらった。
入院患者たちの入院生活をすこしでも楽しんでもらうための季節行事なども工夫されていて、近づくクリスマスに向けて、デイルームでクリスマスレクレーションが行われたり。(クリスマスソングを歌ったり、リハビリスタッフたちが練習したクリスマスベルを披露)

転院は
あっという間。
車椅子に乗せられてそのまま介護タクシーで移動。

10時には支払いも完了しその30分後には転院先の森之宮病院病院で入院手続きし病棟に運ばれた。

部屋で
私物の整理をしていると、治療とリハビリに関わるスタッフと看護師さんがずらっと並び、挨拶と、私への対応を決定するために、問診と検査を受けた。
できる限り自力歩行がかなうように、トイレチェックでは自分でできることをアピールして見せた。
そのかいあって、棟内は見守りで歩行院内は車椅子と評価されたがトイレは自分の好きな時に自分で自由にできる評価をもらえた。

見守り

薬の管理は
自分自身で管理ということです。



脳卒中を経験【ありがたい見舞いの品】

お見舞いに
来てくださった皆様、ありがとうございました。
みなさん心配して見舞いに来てくださる。ありがたい。
お見舞いの品もいろいろ戴きました。

以前の私を思って、また、病院食でうんざりしているだろうと心配してくださってお菓子や食べ物を差し入れてくださる方もいましたが、食事の制限がかかっているのでなんでもというわけにはいかなかったのです。ほとんどは家族に持って帰ってもらった。
塩分控えめの病院食に馴らされたのか、いや、実は、再発の恐怖が一番の理由。
食べ物に恐怖するなんて考えもしなかった。

本の差しれも数多かった。
入院生活は、退屈で暇だろうという発想。
私の場合は、回復のリハビリが毎日行われるので、退屈はない。
22時に消灯。ベットの中で読書灯で読みたいとも思わない。
本当に読書が好きな人にとってはありがたい差し入れに違いないが、自分には苦痛だった。数ページ読むのさえも拷問のよう。
こんなにいろんな方々から差し入れていただいたのに。

はずき本

そんな中で

とてもありがたかった差し入れは、コマーシャルで頑張っている「ハズキルーペ」

ハズキ

これのおかげで
2冊読めたが、苦しかった。
でも、本当に助かった。こんな差し入れ思いついた見舞いの人は、とても素晴らしい想像力の持ち主だと言えます。

他の患者さんも
本の差し入れについては辟易しているのだろう。
実は、院内のデイルームや外来の待合室には図書館と見間違えるほど雑誌や書籍が置かれている。種類もマンガ、流行りの小説、定番の小説、エッセイ… 分野もいろいろ。クロスワードやパズルの本も。
本って、退院の時に持って帰るときに重い荷物なんですよね。

こんな言い方もなんですけど
一番は現金ですね。仕方がないけど。


脳卒中を経験【梅びしお】

梅びしおは
病院食の献立にときどき登場するご飯のとも。
水に漬けて余分な塩分と酸味を抜いた梅肉をすりつぶして煮てジャム状に仕上げ砂糖と合わせて練ったもの。 いわゆる「練り梅」です。

梅bjしお

塩分調節されていて、味付けの薄い食事のアクセントとしてとても嬉しい。
ここに来るまで知らなかった食べ物。

脳卒中を経験【北野病院リハビリ】

リハビリが始まった。
平日毎日。午前中は言語聴覚士ハルヤマ先生による、「話す」「聞く」「読む」「書く」というコミュニケーション能力の回復訓練。頭の体操と会話のトレーニング。
デイルームに車椅子で連れて行かれ、発語器官の運動訓練を行った。
「ぱぱぱ…」
とか
「ららら…」
同じ言葉を繰り返し発声するのが大変だった。
アイスクリームのキャンディのスティックのような木片で、舌を押さえつけられたり反発したり、口の中をいじられるのも大変だった。
文章の中から指定された文字を抜き取ったり、ルールにもとづいて点を線でつなげて行ったり、パズルにチャレンジしたり、何を見せられたか時間をおいてから思い出させられたり、脳をフル回転させなければならないことの連続で、毎朝のリハビリで頭が目覚めた。

昼食をはさんで
午後からは、4階のリハビリテーションセンターに車椅子で連れて行かれてエレベーターに乗って階下に移動し、作業療法士・小山先生による、指先や腕、主に上半身の機能回復訓練だったり、理学療法士・キタ先生による、体幹や姿勢、歩行といった全身運動の機能回復訓練。
理学療法についてはキャリアのあるもう一人の先生、野村先生もつききりで、毎回二人がかりで訓練に関わってくださった。
時々ベテランの大泉先生の助言を求めたり、いろいろ試された。

4階へ

作業療法のトレーニングの成果もあって、自由に動かせなかった左腕でもいろいろなことができるようになった。
最初は、三角錐のカップを左手でつかんで反対の場所に重ねていく動作も難しかったが、左手でつかんだものもかなり安定して持つことができるようになった。
理学療法のトレーニングでは、問題ない右腕を頼れば、立ちあがったり座ることも出来るし、歩行も出来る自信がついたが、先生からは「腕に頼らず、自分の脚で立って歩けるようになりなさい」と注意を受けた。肩甲骨を動かし、胸骨を開き、おへその下や骨盤の位置を意識することを再三聞かされた。

出来なかったことができるようになることがとても嬉しい。




脳卒中を経験【北野病院13階東病棟】

ベッド
部屋というよりも、ナースステーションの目の前の脳卒中集中治療ベッド(SCU)。13階。
いつでも看護師さんと目が合わせることができるベッドでの治療入院。
食事はもちろん、トイレも尿瓶を使って、全て、看護師さんに手伝ってもらってのベッド生活。

説明によると
手術は行わなかったそう。脳出血だったそうだが、点滴で出血の腫れを抑えてもらっている治療。
倒れてすぐに病院に運ばれたことが幸いしたようだ。
病院に連れて来られるのが遅く、頭を開く手術をしていたらと想像すると、ぞっとする。
職場のみんなに感謝。

このころの
入浴は、入浴用のストレッチャーに移されて連れて行かれて看護師さんがストレッチャーごとシャワーをかけて身体を拭いてくれた。
一番の願いは、おしっこだけでも自分の好きな時に自分でできるようになりたい。

やがて、車いすにうつってトイレに行くことができるようになった。
ナースコールで看護師さんを呼び、車いすに移してもらい、トイレまで連れて行ってもらう。
終わったら必ず中のボタンを押して終わったことを知らせて、また、ベッドまで連れていってもらう。
便座への腰かけ時や立ちあがり時の店頭注意には毎回看護師さんが注意することの声掛けがあった。

このころから面会の対応もかなうようになり、面会者とは車椅子でデイルームという広い部屋(大きなテーブルと椅子がいくつも並んでいるテレビが設置されている患者の娯楽室のような場所)でお見舞いに来てくださった方と面会できるようになった。
全てがベッドでの生活だったが、デイルームでの食事に変わった。
治療によって献立が微妙に違うんだ。
たまにはパン食も食べてみたいと思った。他の患者さんの献立がおいしそう。でも、北野病院の食事はまずいとは思わなかった。バラエティに富んでいたし、オシャレなメニューが多かった。

やがて
リハビリも始まった。

北野病院は
消灯までの時間、13階の棟内でCDを流していた。ジブリアニメの音楽集。
尿瓶生活後しばらくして、ナースステーションの目の前の脳卒中集中治療ベッドから通常の部屋へ移動。病院の都合で個室に移されたり相部屋に移されたり転々とした。
看護師さんがすべて面倒を見てくれた入院生活から通常の入院生活に変わった。
リハビリの進行に合わせて、点滴棒を持っての歩行も出来るようになったが、トイレに行くときと面会でデイルームに移動する時だけ。看護師さんの見守りの中でのみ。院内の移動は車椅子のみ患者の転倒にとても注意されていた。

同室の
お爺さんは、食事も思うようにできない方だった。毎回、看護師さんがつきっきりで「噛んでください」「飲み込んでください」って小さな子に指導しているように食事している。完食できていないようだ。
家族に「まずいから」と文句ばかり言っている。差し入れのスナック菓子をボリボリ。息子には「院内のコンビニで寿司を買ってこい」
間食ばかりしてるから間食できないんだ、北村さん。

学校で
あてがわれているスマフォが使える時間が増えて良かった。
TwitterやFacebookを更新した。LINEで連絡とりあった。ベッドでの電話は厳禁だがメールはOK

眺め 献立






脳卒中を経験【発症→北野病院】

以前から
高い血圧だった。
秋の健康診断の数値は、上が160、下が90を超えるときも。常に2回測定してもらっていた。そんな具合で10年20年、ひょっとしたら30年。
両親も数値高く、薬の服用も言われていたが日常に不自由なかったのでほっちらかしだった。

2018年12月2日(日)

進学イベントのクロージングでろれつが回っていない自覚。
教員室で、左手に持っていたプリントの束を落とした。
閉館当番の相棒であった花谷先生がそれを見て、体調の不良を察してくれて「先生は休んでてください。自分がひとりで廻りますから。」と言ってくれたが、任せっぱなしは申し訳ない。
一緒の廻ろうと椅子から立ちあがとうとしたら、立てずにひっくり返ってしまった。

ひっくり返った私に気づいてくれた南川先生が、
「左右の手を、目をつむったままで合わせることができますか?」と試してくださった。
やってみたが、手のひらをあわせることが出来なかった。
開業医をされていたお父様に、その症状をケータイで伝えてくれた南川先生。お父様からの返事は
「救急車を呼んでるようでは手遅れになる。北野病院に連絡入れておくから、タクシーですぐに運びなさい」

運んでくれた、事務長と学責にタクシーに乗せられた。

家族への電話を代わりにかけてくれたり、保険証カードのありかを訊かれたりされたことは覚えているがその後のことは記憶がない。
病院でMRI検査を受けているはずなのだが、祖の記憶すらない。
気付いたときには、北野病院の脳卒中ケアユニット(SCU)のベッドの中だった。

北野病院 13階

脳卒中を経験【報告】

Blogを
更新サボっている間の大きな出来事は、昨年の暮れに脳卒中で倒れて入院、転院してリハビリ入院生活を2ヶ月ほど過ごした経験をした事。
半年前に退院したけど脳のダメージは残り完全に回復したとは言えない。

幸い、車いすからは離れることが出来、傍から見れば通常の生活をしているように見える過ごし方ができている。
し難くなったことはいろいろあるが、麻痺や失語といった極端な症状はなく、助けられたことに感謝している。

ひさしぶりにログイン

先日
卒業生が訪ねて来てくれて「ブログの更新」の話題になりました。

ODCの
HPの学科blogとTwitter、プライベートのFacebookの更新にかまけてすっかりほっちらかしにしていました。
その間、大勢の学生が入学し卒業し、就職し、アニメーション業界で活躍し続けております。

「キャニメーションの森」
へのログインの方法すらわすれてしまって、この更新にたどり着くのに半日かかる始末。

引き続き更新し続けて行けるか何とも自信ありませんが、ブログの消滅は避けたいとは思っております。

お盆休みを利用して再チャレンジいたしました、近況報告です。

新年アニメ新番組の卒業生情報【3】

新番組
TVアニメ『りゅうおうのおしごと!』

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サンテレビ、 KBS京都、AT-X、TOKYO MX、BSフジ、三重テレビで放送中。

美術設定を
袈裟丸絵美さんが担当。

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オープニングアニメーションスタッフの原画を、ひのたかふみさんが担当。

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袈裟丸絵美さんは

『スロウスタート』(アニメ制作:A-1 Pictures)でも、美術協力されています。

成人おめでとう

大坂の
成人の日は久しぶりに雨天でした。

harukasu

第5回目の
あべのハルカスでの、成人の日のイベント、日本一高いビルを新成人が最上階の60階まで歩いて上るイベントは、無事、行われたそうです。

成人の日

参加者107人は
新成人の抱負を書いたたすきを掛け、午前9時に地下1階を出発。
約50分かけて1637段を登ったそうです。

このイベントには、マスコミが定番のように取り上げる、場違いな、成人らしからぬ振る舞いをする輩は登場しないよう。
早朝集合、階段1637段というハードルがあるからでしょうか。

5

成人の日の
朝刊の社説で、新成人たちに何を思うか、毎年楽しみにして読んでいます。

2018年は緊迫化する朝鮮半島や中東など混沌とする世界情勢の中で、新成人にどんなメッセージを語るのか。

でも、今年は異変あり。
読売新聞の社説から、新成人へのメッセージが消えたのです。
思わず「今日は成人の日じゃなかったのか」

新聞の1面の「編集手帳」の小さなスペースに、こんなコラムを見つけた。

編集手帳

小さな文章だが、訓示や説教ではない、素敵な投げかけだった。

今年
全国紙で「成人の日」社説を書いたのは、朝日新聞と産経新聞の2紙のみだったそうです。
見送る新聞社のほうが多かったのは何故だったのでしょうか。
新聞社が、「若者の新聞離れ」を認めたようにも思うし、違い方法をとったのでしょうか?
残念なようで、そういう時代になったのかなという感じ。

東京23区の新成人は
およそ8万3000人おり、そのうち8人に1人に当たる1万人余りは外国人だと、NHKの夜のニュースで報道していた。
「留学生や技能実習生の急増によるものと見られ、外国人が地域や社会を担う非常に有力な存在になってきている」そうだ。
「日本の若者がどんどん減っていくのを補う形で、海外からの留学生や技能実習生が増えつつある。もともと外国人が多い東京で顕著になっているが、人口減少が非常に厳しい地方でも同じような現象が、今後続いていくだろう。外国人が日本の地域・社会を担う存在になっていて、外国人がいなければ社会が回らないという現実があり、日本人と外国人が手を携えて社会を担っていけるような仕組みをしっかり作るべきだ」と話している。

同時に
女性新成人が成人式で着るために購入、レンタルした振り袖が、着付けをする会場に届かず、成人式に晴れ着を着られないトラブルが相次いだニュースが報道された。
業者の責任者と連絡もとれないそうです。
楽しみにしていた家族にとっては、たいへんショックな出来事です。
インタビューを受けた新成人も、困惑していました。

でも

中には「家に帰るしかない。これじゃ式に参加できない」とマイクに答えていたお母様がいた。

八王子市では
成人式の会場に、急遽、着付けスペースを設け、ボランティアが着物を持っていない新成人に無料で着物を貸し出し、着付けも行ったそうです。

ずるい、無責任な大人もいれば、ひとを助ける人もいる。

みなさんはどんな大人になるのでしょうか?

新成人になった
みなさんに期待いたします。

新年アニメ新番組の卒業生情報【2】

新番組
TVアニメ『刀使ノ巫女(とじのみこ)』
アニメーション制作・Studio五組

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毎日放送、 AT-X、TOKYO MX、BS11にて放送開始。

オープニングアニメの
原画に、小原太一郎さんが参加。

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金曜ロードSHOW!『魔女の宅急便』

1月5日に
放送された、金曜ロードSHOW!2週連続冬もジブリ『魔女の宅急便』

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アニメーション学科の卒業生
森本晃司さんと井上俊之さんがアニメーター・原画を担当。

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動画を、岡部和美さんが担当。

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1989年
制作当時のスタッフメンバー集合写真。
三人が宮崎駿監督と一緒に写っています。

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約20年前の写真。
徳間書店が管理している懐かしい写真。
まだ、東小金井のスタジオは出来ていなかったころなんだ。都内の某ビルの屋上で撮られためずらしいもの。

新年アニメ新番組の卒業生情報【1】

新年新番組TVアニメ。
『アイドリッシュセブン』
アニメーション制作・TROYCA

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サンテレビ、TOKYO MX、 KBS京都、 テレビ愛知、 BS11、 テレビ北海道、 TVQ九州放送にて放映。

色彩設計・色指定・検査に篠原真理子さん。

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アニメーターに堀西真菜さん。
動画と仕上げを担当。

北御堂参拝

1月2日の日記

御堂筋・本町の、浄土真宗本願寺派本願寺津村別院、北御堂さんに参拝。

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大晦日は、気温も二桁あり、過ごしやすくありましたが、元日から、寒さが戻ってきました。

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2018年、戌の年が、素敵な年になりますように、心よりお祈り申し上げます。

参拝の後
天王寺に寄って、美術鑑賞。

ハルカス

タワー館11階のアートギャラリーだと、無料で、ピカソやマティス、東山魁夷、千住博、藤田嗣治らの絵画を観賞できます。

ウイング館4階の第2催事会場では「くまのプーさんおひさまマーケット」(15日月曜日まで)開催中。入場料無料。
名場面フォトスポットは盛り上がっていました。
順番待ちの長蛇の列。

プー


今晩は
2018年で最も大きく見える満月だそうです。

スーパームーン




2018戌年 謹賀新年

明けまして
おめでとうございます。

昨年、大阪デザイナー専門学校のホームページがリニューアルすると同時に、学科blogがひとつに統合され、昨年の夏より、学科blogに集中。当ブログの更新が滞りました。

2018年は、何とか「キャニメーションの森」と両立させながら、更新し続けて行こうと考えております。

更新が滞っていたころの学科の様子は、こちらの学科blogをご覧になっていただけると嬉しく思います。

http://www.odc.ac.jp/-/?news_cat=an

2008年3月より
更新し続けてきた当ブログ。途絶えささずに今年も続けてまいります。

本年もよろしくお願いいたします。

国会がイマジナリーラインを越えた。

衆院予算委員会は
24日午前、安倍晋三首相はじめ、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる渦中のメンバーが出席して、閉会中審査が行われ、テレビ中継された。

中継の
カメラワークに苦言。

映画表現において、人物の位置関係を、ストーリーの流れにおいてスムーズに伝えていく演出技法に「イマジナリーライン」を越えないという原則があるが、この日の中継では、度々、イマジナリーラインを越えてしまうカメラワークがあり、映画目線で見ていて気になった。

エスタブリッシュショットとしては
画面の下手(しもて)が質問側で、上手(かみて)が答弁側である。

大串2 あべ

イマジナリーラインが守られていれば、民進党の大串博志政調会長と安倍晋三首相は、お互いが向かい合って、質問し、答弁しているモンタージュが正しく成立している。

しかし、この画面がモンタージュされると…

大串1

イマジナリーラインをまたいでしまったことになり、二人が論戦しているイメージに感じられなくなる。

大串1
安倍2

二人は
同じ側にいて、同じ方を向いているようにみえる。
大串議員が、答弁側にいるように見える。

国会中継は
映画ではないけれど、ついつい気になってしまうのでした。





アニメーションと色彩【2】

アニメーションの
色彩表現についての第2回は、あまり知られていないアニメ作品を教材に取り上げた授業の報告。

kazenomatasaburouオリジナルビデオアニメ
宮沢賢治名作アニメシリーズ
『風の又三郎』

コナミ・バオバブレーベル
㈱マッドハウスがアニメ制作。
 ※実制作はプロジェクトチームアルゴス
りんたろう監督 作画監督:兼森義則 美術:青木勝志 
声の出演::田中真弓、神藤一弘ほか。
ナレーター:C・W・ニコル

30分に仕上げるため、原作にあるエピソードの省略があるが、興味深い美術で印象深い作品。

★トレス線を省いたキャラクター描写
 主要キャラクター以外は影のように描写。
★背景の描写は、色彩を思いっきり単純にしている。
 太陽の光の黄色。
 影の藍さ。
 雨天では、一転して灰みのトーン。

場面転換は
真っ白な画面から、徐々にイメージが浮かび上がってくる。
線だけで描かれた風景に、スピード感のあるタッチで描かれた、黄色、青色の色彩が、徐々にイメージを丘びあがらせてくる。
単純なフェード・インではない。

kaze1

残暑のころの
太陽の強さを、真っ白な運動場で表現。

kaze5 kaze6 kaze4 キャラ 背景

眩い光は
真っ白で。太陽の直射日光は黄色で。
陰った色彩は寒色系。
可視光線の波長の色に科学的に説明がつく理にかなった色彩だ。

kasikousenn
教室

美術担当の
青木勝志さんに直接訊いてみた。

「光の(色彩)理屈に基づいて、色彩設定したんですね?」

返ってきた答えはそっけなかったけど、きっと、理屈じゃなく感覚で描いた色彩だからでしょうか。
天才は凄いと思った。

宗教絵画の時代や
ルネサンスの時代の絵画は、陰影の表現に「黒」を使っていた。
太陽の下でのカゲでも。
印象派絵画になって光を描くようになって、カゲの色彩が変わったね。
太陽の光が表現され、画面が健康的に明るくなった。

ラファエロ モネ

キャラクターから
黒のトレス線を省いたのも、碧い影も、作品を明るく健康的なイメージに仕上げるため。

卒業生が
活躍している作品です。

背景に、崎元直美さん(結婚されて春日井の姓に。ジブリ作品に多数かかわっています)。桐山茂代さん。
撮影に、山口仁さん。松村康弘さん。
制作進行に、松江譲二さん。


 

アニメーションと色彩【1】

教材で
TVアニメ「ジャングル大帝」(1965年)第一話を使用。
本格的なカラーテレビアニメシリーズが始まったアニメ番組だ。

ジャングル大帝タイトル1

toshibaカラー放送は
1956年に実験的に始めていますが、まだ、カラーテレビは商品化されていません。
1960年から本放送を開始しますが、カラーの番組は少なく、外国のカラー映画、スポーツ中継、短時間の教養番組が中心で、番組は1日1時間程度の放送でした。(NHKアーカイブ資料参考)

しばらくの間は
新聞のテレビ番組欄には、カラー放送番組なのかそうではないのか、表示分けのマークが記された。
テレビの画面にも、カラー放送の番組放送中は「カラー」の表示が映された。

terevi

家庭への
カラーテレビ受像機の普及は、1964年東京オリンピックがきっかけで、東芝やナショナルといったメーカーが生産を増やしていくが、高嶺の花の商品だった。
高度成長期に乗り、クーラーや自動車(car)と共に「3C」「新・三種の神器」として扱われ、普及率は、1973年(昭和48年)になって、白黒テレビをやっと上回った。
2011年の地デジ開始のように、一斉にカラー化したわけではないのだ。

お茶の間で「ジャングル大帝」をカラーで見ていた家庭は、決して多くはなかったということ。

「ウルトラマン」(1966年~1967年)も、家では白黒テレビだった。

ということは
制作側は、カラー放送用に作らなければならなかったのと同時に、白黒の受像機で見たとしても楽しんで見てもらえるものに仕上げなければならなかった。

当時の
作り手たちの苦労は、実際に現場で制作にかかわっていた恩師・伊牟田修平先生から、学生時代に授業で聞き感動した。

キャラクターの色彩も、背景の色彩も、全色カラーチップを作り、「有彩色が白黒テレビのブラウン管に映し出されたときに、どんな見え方になるのか」、撮影してフィルムチェックをして、画面映りのデータをとり、確認しているのだ。

これは1年生が
モノクロコピーを行って、画面とイメージが全く違い、びっくりしたしまった色彩。

huna1 huna2

色相が違っていても、明度が同じだと、こんな風に見えてしまうということです。

漫画家・手塚治虫は
ほとんどが白黒の仕事であったわけだから、「ジャングル大帝」のカラーでの制作は楽しかったのではないでしょうか。
ディズニーにあこがれていた彼の念願だったにちがいない。
テレビアニメ初めてのカラー放送を意識していただろうことが、様々な画面の色彩を見て感じられる。

真っ赤な空、海。

黄色い台地、空。

青い影。

大帝1 大帝2 大帝4 大帝3 大帝5

現在のアニメーションは
実写のように、現実のように、写真のように描いていくスタイルがアニメ風。
リアリティのある臨場感を大切にしている演出が主流。
Photoshopで描いていくことが一般的になってきていることや、実際に存在する街や地域が物語の舞台になっているアニメが増えてきていることも、リアルに描写される理由のひとつではないだろうか。

こちらは
昭和なイメージで作られた画面の「おそ松さん」。
もちろん昔の「おそ松くん」よりはるかに現代的なタッチで仕上がっているが。

背景の本棚の書籍の背表紙は、現在のアニメの中では、思い切った漫画的な処理で描かれている。

おそ松さん

それでも、鉄腕アトムからずっとテレビアニメを見続けている世代から見ると、かなり今ふうのスタイルで描かれている。
昭和のアニメーション、セルで作成していたころって、もっと簡単な描写で書かれていた。
それこそ、棚の中野書籍は全部同じ大きさ、色彩だとかで描かれていても平気。

現在の背景はこんな描写が一般的。

現在 ななめ

昭和のアニメの代表「サザエさん」であっても、平成スタイルの画面だとこんな感じ。

さざえさん サザエサン本屋

カッコいいけど
描き過ぎって感じもしないではない。

作品のキャラクターデザインにもよるのですが、美術背景のスタイルによって作品のイメージや品格が決定することはことは確か。

画面の隅々まで丁寧に描いて詰め込んだ画面がいいのか、シンプルに整理された画面が良いのか、これからの背景や美術のスタイルは、どのようになって行くでしょうか?


人体クロッキー

1年生の
カリキュラムでは石膏デッサンだった「デッサン」は、2年生に進級すると「人体デッサン」に変わり、最初の課題は裸婦クロッキーです。

クロッキー17-1

7階のアトリエがクロッキーの教室。
真ん中の壇でモデルの方がポーズをとり、学生たちは囲って描きます。

クロッキー17-2 クロッキー17-3

授業後は
個別のアドバイス時間が用意されています。

クロッキー17-4 クロッキー17-5

アニメーション学科の
クロッキーの授業担当は松林先生。

クロッキー17-6 IMG_6163_2017051420035358c.jpg

タクボ物置 GP-135BT

屋根の
瓦を、軽量のガルバリウム鋼板に吹き替えたついでに、勝手口内側にあった古い木造の物置を解体して持った。
その代わりに、スチールの物置を購入。
自分で組み立てた。
半日がかりのDIY。

田久保

水準器が
付属でついているので、簡単に水平を出せた。
足場のブロックは、自分で用意しないとだめだけどね。

田久保3 田久保2 田久保4

二人がかりで
組み立てることを奨励しているのは、床に左右の壁をはめ込みながら取り付けるときに、
1. 支える人
2. ねじを締める人
二人で協力しながら組み立てたほうが、簡単確実だから。

このサイズなら、なんとか一人でできました。

田久保6

組み立て説明書は
複数の型番に兼用したものなので、自分が購入したタイプが何型の何仕様のものなのか理解していないと、途中でやり直さなければならない事態となる。

奥さんが選んだタイプはこれだったはず

適当に始めたので、エライめにあってしまった。

田久保7

もっと力仕事になるかと
覚悟していたけど、これならプラモデル並みだ。

田久保8

新ピカの
物置に、昔の物置に入っていた汚れた大工道具や入れていたものを置いて、早速汚してしまったことに少々罪悪感のような感じをいだいたけど、満足!

メーカー:タクボ物置(田窪工業所)
商品名:グランプレステージ ジャンプ135BTCB
      縦置きタイプ
      (幅1304×奥行530×高さ1600mm)

大型連休だったっけ

9日間の
大型連休を手に入れることができた皆さん、おめでとうございました。

私の休みは、5月5日のこどもの日、1日だけでした。

29日(土)・30日(日)は進学イベント。
5月1日・2日は通常授業。
3日(水)と4日(木)は、アニメーション学科のイベントでした。

恒例の、宝塚市立手塚治虫記念館にての、子供たちを集めての「アニメのしくみ体験教室」。

年に3回実施されるアニメ教室
5月のこの時期なので、入学間もない新入生たちのキャラクターが見えてくる、楽しみなイベントでもあります。

手塚治虫記念館は
阪急宝塚駅下車、歩いて15分のところにあります。

宝塚駅の
改札を出て、地上階に降ります。

エスカレーター

SORIO宝塚。
阪急宝塚駅南側にある「ゆめ広場」のタカラジェンヌ像がお出迎えしてくれます。

17宝塚ゆめ広場

ソリオを抜けると…

サリオ宝塚1 サリオ宝塚2

花のみちの入り口です。

はなのみち

白木屋の看板が目を引きます。

花のみちに沿って、歌劇大劇場に向かって進みます。

花のみち17 大劇場

タカラジェンヌの出待ちのファンがいっぱい。

出待ち

花のみちはここで終わり。
さらに進みます。

宝塚の犬の散歩。

よく見ると、犬は歩いていない。
スケボに乗ってる。

散歩1 散歩2

手塚治虫記念館が見えてきます。

記念館

開催中の
企画展は「アトム ザ・ビギニング展」

アトム ザ・ビギニング展1 アトム ザ・ビギニング展2

今回は
新入生と2年生が一緒に、ゾートロープ制作を、子供たちに指導します。

17-51 17-52 175イベント2 175イベント1


単純に
動くものに興味を示す子供たち。
手作りで作ったものがアニメになるのを目の当たりにして感動してくれます。

1751 1752 1753 1754 1756 1757

毎年、事前に自分たちでゾートロープを作ってからイベントに臨むのですが、今年の1年生は、レーザーディスクのソフト「フィルム・ビフォー・フィルム」で映像を見て予習はしたものの、ぶっつけ本番で臨みました。

フィルム・ビフォー・フィルム

子どもたちが
純粋に驚き、感動する表情は、アニメを当たり前のように見ている我々に、アニメーションの面白さの基本を思い出させてくれます。

こども1 こども2 こども3 こども4 こども5 こども6 こども7 こども8

1年生の
経験の不足している部分は、2年生が補いました。

みず1 みず2 みず3 うち合わせ

オリジナルに
チャレンジする、勇敢な子もいました。

熱心

子どもたちに
楽しさと驚きと達成感と感動と笑いを、自分たちが提供できる喜びを、子供たちから教わりました。

17-5-41 17-5-42 17-5-43 17-5-44 17-5-45 17-5-46 17-5-47 17-5-48

このイベントの
もう一つの経験は、子供たちのお父さんやお母さん、おばあさんやおじいさんとコミュニケーションをとる経験です。

1758 父1751 父1752 父1753 父1754 IMG_6087_20170517221816256.jpg 母 父

子供の日の
目前の、素晴らしい経験をもらったイベントでした。

たち かんせい せいさく いっしょうけんめい みまもり かんとく みせて じょげん




Appendix

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QR

プロフィール

大阪で、アニメーションの仕事に関わり、現在は、大阪デザイナー専門学校(旧称・大阪デザイナー学院)で、アニメーション学科とキャラクターデザイン学科の1年生2年生の担任をしています、森宏樹です。 手技や映像に関する授業を担当し、描いたり作ったりの指導をしています。

MORI Hiroki

Author:MORI Hiroki
たった15秒や30秒のコマーシャルが、大きな映画にも負けない感動を与えてくれる。
カメラマン宮川一夫が撮影した「トリスウィスキー」の作品は、大好きなCFのひとつ。

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