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『シックスセンス』を教材にして観た

2年生の
理論授業で映画『シックスセンス』を教材にして学生たちと一緒に見た。

ジャンルとしてはホラー映画に位置付けられている『シックスセンス』。
ですが、登場人物たちの関係や関わり合いに注目して観ると、単なる怖がらせ映画ではない魅力的な映画だ。

公開当時の
CMでは、コール少年(ハーレイ・ジョエル・オスメント)の前に現れる亡くなった少女の幽霊が映し出され、恐ろしさをあおる宣伝がくり返し放送された。
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映画が始まると、不気味なあの画面がいつ出てくるのか、怖い画面がもっともッと出てくるのか、ドキドキしながらスクリーンを見た映画でした。
でも、見終わったときに手に入れたものは、思いもよらなかった結末の衝撃と、人間愛が沁みる感動です。

映画の
うんと後半に用意されている感動的なシーンに、へえっと思ったモンタージュ。

コールの母親は様々な悩みを抱える息子を助けようとしますが、理解できないことが多く悩んでいます。息子を信じてあげたいけどシングルマザーは辛く、余裕がありません。コールはマルコム(ブルース・ウィリス)との関わりで、自分も母親とあきらめずに話しをしなければと決意したのでしょうか、車の中で「自分が死んだ人が見える」「会話ができる」ことを打ち明けます。
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事故で死んだ女性が窓の外に来ていることを伝えます。
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カットが変わった母親の向こうに死んだ女性が映っていると思いきや…
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期待を裏切って、その画面では見せず…

その後の、コール少年の画面に映し出します。

004シックスセンス

M・ナイト・シャマラン監督に
期待を裏切る演出意図があったかどうかはわかりませんが、ドキッとさせられました。

でも、考えてみたら、幽霊はコール少年に語りに来るのだから彼の窓側に登場するのは当たり前なのかもしれません。

1999年
アメリカ 
制作:ハリウッド・ピクチャーズ スパイグラス・エンターテインメント ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー
配給:ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ

絵コンテ11人分一気に描いた

現在
AO入学のエントリー者で始めているAOプレスクール。今年もグループワークを行います。
前回のオンラインプレスクールで、全員に、制作するアニメーションのストーリーを考えてもらい、15秒程度のアニメになるようにアイデアを提案してもらい、絵コンテを描く指示を伝えました。

ライカリールを
作る準備で、あらかじめ指定したコマ数分の絵コンテをこちらで用意。
プレスクール生が提出してくれれば差し替えていきます。

昨日と今日で
11人分の絵コンテを、一気に描き上げた。

15秒程度の
カット割りした絵コンテ11人分。
スケッチで、これぐらいのものなら、二日で描き上げれる。

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受賞作品の発表

第18回広島国際アニメーションフェスティバルの
受賞作品の発表が、大会公式ホームページにて公開されています。

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https://hiroanim.org/

小型映画「アニメと特撮」

学内で
行方不明になっていた一冊、小型映画 High Technic Series5「アニメと特撮」を譲ってくださる話が突然まい込んできた。
思いもかけない嬉しい話。もう、手にすることもない技術書だと諦めていて、探すこともしなくなっていた一冊だったから。

学科は別の分野
ですが、先輩先生から「知人からですけど、役立ててくださるところにお譲りしてください」とあずかったものをこの度、譲っていただいたのです。

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古い本です。
いただいたその本の発行が昭和45年の発行ですから。

実際、自身がこれを手に入れたのは学生時代。
8みりフィルムで、仲間と映画を撮ったり、アニメーションの勉強を行っているころに購入したもの。

アニメや、ウルトラマンやゴジラの情報(もちろん、昭和の時代の情報です!)が記載されているので、とても、興味を持って読めた一冊でした。

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71ページ
から紹介されている「2.アニメテクニック・基本と応用」では、虫プロの『鉄腕アトム』のアトムを使った、アトムの6枚の走る動画をセル画で紹介。フォローのしくみと背景との関係も説明されている。
次のページでは、同じくアトムが、脚のロケットを噴射しながら着地し走り出す一連の動きを同様にセルで完成された絵で紹介。

さらに、数ページ使って、東映やおとぎプロからの資料を使って、動物のマンガの動きを6パターン紹介。鹿谷キツネ、魚やウサギです。

それ以外にも、柳原良平さんキャラクターデザインのアンクル・トリスのコマーシャルアニメからリミテッドアニメの動きの分析をタイムシート付きで紹介。

さらにさらに
アニメーターのための動きのバリエーションの紹介ページ。

人物の歩いたり走ったり。
歩き方も走り方も、芝居の演出を変えて、ワンパターンではなく、複数種類を紹介。
それ以外にも、四つ足の動物、鳥の羽ばたき、自然現象の動き等、種類は豊富。
見ていて楽しい。

「アニメートのための考え方」
については、動かして表現する動きの創作の基本について知っておくべきことがまとめられている。
ほんの数ページの紙面にも関わらず、記載されていることは、大切なことばかりだ。

アニメーションの〝スピード〟について。

自然界の約束事。

デフォルメーションについて。
これは、遠近感の誇張にかぎらず、動きの誇張についてもふくまれている。

アニメーションの作画の基本
については、中割りについて説明がされている。
「画のよせ」という言い方を使用しているが、ツメていくテクニックについてだ。
タイムシートについても触れている。
本格的だ。
あの、盛康二さんが紙面を担当している。

中割りについては、さらに別の担当者が、説明を加えている。
リピート(くりかえし)の技法までもが紹介されている。

記載されている資料は
今見ると、古くてどうしようもないものばかりですが、記事の内容は、今に通ずる、大切なことばかりで感動しました。

懐かしい
親友に再会したような思いを抱いて、改めて、月日の流れを感じます。

広島国際アニメーションフェスティバル

本来なら
この時期は広島にいて、第18回国際アニメーションフェスティバルに参加している真っ只中でした。
ですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の終息が見通せない昨今、国内外から多くの来場者や大会関係者の参加を得て実施する従来の開催方式では、感染の危険性を完全に払拭できないと判断され開催方式が変更されました。

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フェスティバルの
中核をなすコンペティションの審査は、観客参加のもと上映して行われていましたが、運営を代えて、審査員がインターネットを通してオンライン会議で行われることになりました。

大会の詳細は、決定次第、随時、公式サイトでお知らされるそうです。

先日
選考委員を担当された、私も所属しているASIFA-Japanの会員の先輩と連絡をとりあいました。

オンライン会議
と言っても、大変そうですね。
国際審査員は世界中に分散されているので、お互いの居場所の時差の問題があるのだそうです。

お疲れさまです。

結果は
公式サイトでの発表を楽しみにしましょう。

click.linksynergy.com/



抜糸です

あれから一週間後
縫合してもらった箇所の抜糸でした。

化膿や感染もなく、普通に抜糸してもらった。

完全にキズがふさがったわけではないので、ちょっとした絆創膏のようなものをあてがわれましたが
「一週間ほどそのままにしておいてください」
それで大丈夫ですって。


薬の飲む量を間違えた。

処方された
化膿・感染を抑えてくれる、ミノサイクリン塩酸塩錠は朝夕の食後に1錠ずつの服用ですが誤って2錠飲んでしまった。

脳卒中治療入院・リハビリ入院中から退院後も処方してもらっている、抗凝固薬のバイアスピリン、高血圧治療薬のアムロジピン錠とアジルバ錠を朝食後に服用しているので、前の日の夕食後にを翌日の服用分を用意しておくことにしている。その時に、ミノサイクリン塩酸塩錠の1日分の2条を一緒に用意していたので、今朝、うっかり誤って、夕食の1錠も飲んでしまったのだ。

薬について指導販売してくれている薬局の薬剤師さんに、電話で訊いてみた。
1錠間違って飲んでしまったのだが、今晩はそのまま服用続けて良いのかどうすれば良いのか。

躊躇なく
電話できたのは、テレビドラマ「アンサング・シンデレラ」のせいかも。
病院薬剤師のドラマです。
ちょっと前に入院経験があったので、薬剤師さんを以前に比べると身近に親しみを感じながらドラマを見ています。
なので、今回、薬剤師さんを頼りにして訊いてしまったのだと思う。
病院薬剤師とドラッグストアや薬局の薬剤師は同じとは言えないのでしょうが、薬のプロフェッショナルに訊いて安心を手に入れたかったんです。

ひょっとしたら
電話の向こうは、石原さとみさんかもという妄想があったのかもしれません。

電話の回答は、「一回の服用時に2錠飲むケースもあるので必要以上に心配なさらないでください。吐き気や腹痛など、心配な症状が起こった場合は、処方したクリニックの医師に相談してください。間違って2錠飲んだことは、この日の2錠分を飲んだということで今夕の分は飲まないでください。」でした。

マダニ? トコダニ?

左脚の
ふともも内側がダニにかまれた。
最初はダニなのか何なのかわからなかった。丸い血の塊に見え、足のようなものが見えれば「虫かな」とも思えたんだけど、ティッシュペーパーでつまんでから「ひょっとしたら」と気づいたんだ。
ネットで調べて画像を見て「ダニかも」と思った。
調べると
ダニに刺された場合は、自分で引きちぎらず、医療機関を受診してください。 
ダニが他の病原体に感染していると種々の病気を起こすことがあると、怖いことが数多く書かれてある。

お盆のさなか
だけど、診療していないか、近所の皮膚科クリニックに問い合わせ電話をかけてみた。
お盆休みで来週まで休診だけど事情を話したら、「すぐ来てください」と言ってくれた。

ダニの口器が
ちぎれて皮膚の中に残ってしまうと様々な感染症を引き起こすこともあるので、噛まれた部分を切除することになりました。

注射で
局部麻酔して、皮膚の一部を切除、三針ほど縫合しました。

感染・化膿を抑える抗生物質を処方してもらい、念のため、痛み止めの薬も処方してもらいました。

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一週間後に抜糸です。

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抗生物質
として処方されたミノサイクリン塩酸塩錠(ジェネリック)は朝夕1錠服用です。

東京オリンピック

本当ならば
開催されていたTOKYO2020オリンピック。
新型コロナウイルスの影響により1年の延期になってしまいました。

来年
2021年の7月23日に開会式が開かれることで、この日、白血病からの復帰をめざす競泳女子・池江璃花子選手が自らの境遇を重ねながら、東京・国立競技場から世界に向けてメッセージを発信した。

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学校では
2年生の授業で、作画のスキルアップを図るために、レンズ効果による画面作図について学習しています。
先週は広角レンズをテーマに学習。教材映画として『女王陛下のお気に入り』を使用。

1女王陛下

今回は望遠レンズです。
黒澤明の『用心棒』かなと思ったのですが、市川崑の『東京オリンピック』がひらめきました。

東京オリンピック

だから、2020TOKYO オリンピックなのです。

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映画『東京オリンピック』は
全編、望遠レンズ・超望遠レンズで撮られたような映画です。

ジャンルとしては
記録映画・ドキュメンタリーなのでしょうが、ドラマチックな構成で作られています。

その理由は
①クローズアップが使われている。
②そのクローズアップを利用してモンタージュが意図的に使われている
ことだと分析する。

太陽
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それ以外にも、高速度撮影が使われてスローモーション映像が使用され、作り手の作為的な演出が数多く使われている。
当時のオリンピック担当大臣は、完成した映画の試写を見て「記録性をまったく無視したひどい映画」とコメントし、文部大臣は「文部省として、この映画を記録映画としては推薦できない」という声明を発表したそうだ。

「芸術か記録か」という大論争を引き起こすことになった『東京オリンピック』

市川崑監督は「作品を全面否定されたわけでも何でもないんです。今から言えば笑い話ですがね」とインタビューで語っているそうだ。
お疲れさまでした。


不人気だった大顔面に愛を込めて

今年度より
デッサンの実習は大きく様変わりします。

まず
これまでのデッサン室が無くなって、本館の地下1階に移設します。

新しい
デッサン室です。

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現在のアニメーション実習室の真上が新デッサン室になります。

地下なので、以前のような高い天井の教室ではなくなりました。
あの、外から見学可能なオープンな教室でもなくなりました。

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旧デッサン室は、姉妹校が使用する、他学科の実習室になります。

進学検討者たちは、かつてのデッサン室をどう見ていたのでしょうか?
あの、外から見える教室を見て「絵を描くことを学べる学校だな」と眺めてくれていたのでしょうか?
描くことを学べるイメージを大切にしていた、云わばODCの顔のような教室でしたが、どんどん様変わりしています。

あのデッサン室は先生によってはブラインドを降ろして、ワザと外から見えないように授業をされていた方もおられましたが、私はいつも、外向けのデモンストレーションだと思い、わざと丸見えの中で学生たちに課題制作させておりました。


移設と同時に
倉庫に引っ込めてしまう石膏像もあります。
「大顔面 石膏」がそうです。

ここのところ、カリキュラム課題からも消されてしまいました。

古い卒業生たちなら、皆さん記憶しているはずですが、入学してきてからまず最初に描かされた顔だけの石膏です。

新しく出来た
マンガやコミックイラスト学科の学生たちから、「ごちゃごちゃしていて描き辛い」「顔が怖い」と不評だったことが課題から省かれた主な理由です。

しかし
この大顔面面取りは、デッサンが何たるかを学ぶのに、教材としてとても便利な対象でした。

倉庫に眠ってしまうことにもったいなさを感じ、教材としてファンだった私のひとりよがりで、アニメーションの制作ロームのインテリアとして壁に掛けました。

★ ★2 ★3

突然の
登場で、新入生も新2年生もびっくりするかなぁ?
恐がるかなぁ?

ということで
なぜ、「大顔面の面取り」が教材として優れているかの持論を述べます。

まず、面取りについてですが
将来様々な立体物を描写表現していく時に、対象を単にシルエットでとらえて線で描いていく、言わばスケッチの技術だけでは絵の上達はありえないと考えております。
ここのところのアニメーションの画面も、背景がリアルになり、三次元表現になったことで、キャラクターの描写も立体的に描かなくてはならなくなりました。アニメーターは線だけで描けば良いのですが、仕上げがされて背景と同じように色彩が加わってくると、対象を線だけでなく面でとらえて描かなければなりません。
ペンで描かれたマンガの絵と決定的に違うところです。

キャラクターも立体ですから、アニメーターが線でそれを描いたにせよ、立体感のある表現で描かなければならないのです。

立体を描写表現していくためには陰影の描写のテクニックも大切なテクニックですが、面取りの対象は、陰の成り立ちについて観察・認識しやすいということも重要なポイントです。
実際、陰影描写はテクニックが必要で、描き慣れていない学生にとってはいきなりの曲面でつくられた丸像は、とても難しい課題です。
しかし、面取りならば、陰影を描写する前に、各面を形でとらえて「線で」描くことが可能です。
これは、これまでマンガで線で絵を描いてきた新入生たちにとっては、入りやすい課題といえます。

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ODCアニメーション学科のデッサンの課題では、最初は陰影の描写をさせずに、形を観察し、まずは、その形をしっかりと描かせることを学ばせます。
同時に、画面の中に、的確に絵をおさめる、すなわち、構図を理解し意識して制作することを大切にして課題に取り組んでもらう学習をします。

面取りのデッサンの学習は、立体である対象を面で観察し、その面の向き(方向性)や流れを感じ取って描写に活かして描くトレーニングに最適な対象なのです。

その
構図についてお話しすると、この大顔面の石膏は教材として良く出来ていて極端なアングルで観察しないかぎり、支持面である用紙に都合良く全体がおさまるような形で作られています。

かつては木炭紙に木炭を使って描くことからスタートしていましたが、この大顔面は、木炭紙の大きさとほぼ同じ大きさに作られていて、縦横の比率も、画面に合うような比率になっているからです。

これって、初めて制作する初心者にとってはとてもありがたいことです。

しかし、「木炭」も、他学科からの要望で使用画材から抹殺され、鉛筆描写から入っていくカリキュラムに統一が図られました。

確かに鉛筆は、学生たちにとっては使いやすい、使い慣れた画材ではありますが、私の持論は
「鉛筆は描写のための画材」
「木炭は描いたものを“消す”画材」
だと思っています。

まだ、描く技術を充分に手に入れていない新入生に鉛筆を持たせるのは少し早いと考えます。

木炭の「簡単に消すことが出来る」特性を利用して、間違ったら勇気をもっ「間違っていたら消す」ことを学習することは、描写の前に「観察」が大切であることを徹底するのに、とても都合の良い画材でした。

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大顔面の話しから
木炭の話しに逸れてしまいました。
元の「面取り大顔面の教材としての魅力」に戻します。

面取りの学習の大切なことと、大顔面の石膏のサイズと形が初心者向きであることを述べてきました。

もう一つの
教材としての魅力は、対象の真ん中が見つけやすいということです。

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鼻の頭の、スーパーマンの胸のマークのような六角形の面が、よっぽどの近くから見上げるか上から見下ろさないかぎり、ほぼ画面の真ん中にくるように設計されているのです、この大顔面という石膏は。

この、真ん中を見つける観察テクニックは、今後、どんなものを描くにせよ、バランスよく構図を作り画面におさめることにおいてとても大切なテクニックなので、新入生のデッサンの授業で一生懸命説明することでもあります。

よく観察すれば分かることですが、最初から「鼻の頭が真ん中の水平線上にある」ことを知っていれば、とても簡単に構図をまとめることが出来ますね。

このように
前髪の上のポジション(一番てっぺんの部分)と顎の下のひげのような部分(シルエットの最下部)、そして、真ん中の鼻の頭の位置が理解できれば、画面のイメージを制作の早い時期に手に入れることが出来ます。
後は人間の顔面を描くわけですから、鼻筋を通って顔面の中央を抜けていく「顔面の正中線」上にあるものを描き始め、そこから左右対称に並んでいる目や頬などを描き進めていけば、バランスよくデッサンを描き進めていけるでしょう。
確かに多くの線や様々な面が入り乱れている対象ですが、このように順を追って描き進めていけば思っている以上に簡単に描き進めていくことが出来ます。


アニメーション学科は
今学期も、最初の小型胸像の面取りを陰影をつけて仕上げることよりも、課題のテーマを「観察」「構図」「形を描ききる」に集中して、陰影の描写は二つめの課題から始める計画です。

新入生の皆さん、デッサンをお楽しみに。

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デザイナー学院時代のプレート

まだ
大阪デザイナー専門学校が「大阪デザイナー学院」だった頃のプレートが、そうこの奥から発掘されました。

★小

校長も
青山校長から長尾校長に交代され、ODCは新しくなります。

でも、懐かしい校名。

★大






北御堂へお参り

昨年
12月27日に亡くなった母を納骨することになる北御堂の納骨壇にお参り。

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毎年
三が日に管理・維持費をおさめにお参りしています。

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久しぶりのIMAGICA

何年ぶりでしょ?
かつての東洋現像所、その後IMAGICA WESTとなり、現在はIMAGICALab.となっているポストプロダクション。
本日試写室にて貴重なアニメーション作品の上映会が行われました。
『桃太郎 海の神兵』
1945年に公開された戦時中に制作された、海軍省の国策アニメーション長編映画。
IMAGICAの試写室を使っての上映ということで35㍉フィルムでの映写。
日本映画撮影監督協会と松竹映画がタッグを組んでのイベントなので実現した貴重な上映会でした。

チラシ

学校の
ある、堂島からIMAGICA Lab.へ行くには、徒歩60分、自転車30分、環状線大阪駅から桜ノ宮駅までそこから徒歩10分とさまざまな行き方はありますが、長年行き来をしていた我々には知られざる裏ワザがあります。
それは、大阪駅から発着している帝国ホテル行きの送迎バスを利用するのです。
帝国ホテルとIMAGICA Lab.は目と鼻の先。交通費かからずにIMAGICAに行けるんです。

久しぶりの利用。

以前どおりでした。

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扇町講演方面の経由ではなく、空心町交差点経由に変わっていたけど。

卒業制作の撮影後
現像とラッシュプリントの作業をお願いに利用した玄関・窓口です。

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会場は7階の試写室。

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35㎜の映写機がセットされています。
昔は常設だったはずでしたが、この日のために設備されたのでしょうね、きっと。

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映写後は
当時の制作スタイルに詳しい大先輩たちによる、作品解説と技術解説。

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『桃太郎 海の神兵』が
公開されたのが1945年。前でお話されている撮影監督協会の島村さんも岡部さんもこの業界で仕事を始められたのは戦後なので、当時の制作に直接関わったわけではというわけではありませんが、戦争を体験されているわけですから、当時の時代背景にシンクロさせた体験談は、とても貴重なお話でした。
戦時中に制作されたアニメーションですが、100人にもおよぶアニメーターたちが集められて制作が始まったようです。
しかし時代は、敗戦に向かって行く大変な時期。
多くの若者は戦場に駆り出され制作の全てに関われたメンバーは、そのうちの何十人という話を聞くと心が痛みます。
関西でも縁故疎開が始まった時期での公開でしたので、出来上がった作品を見る人も誰もがというわけではなかったでしょう。

現在の
アニメの動きとは、質が全く違いますね。
とにかく緻密で丁寧。
今のアニメはレイアーに分けて逃げてしまうことが可能ですが、このアニメーションはどの動きも本質がパラパラ漫画にあることが伝わってきます。
表情の微妙な変化が大切にされている。曇らせたり何かを思いつめたりする表情の動き。動物たちを擬人化させてキャラクター描写しているのですが、とても生き生きしていることに驚かされます。
演出も素晴らしい。
降下の準備に綱に金具を掛けるアップショット。
落下傘が順に開いていく様はリズム良く美しい。
落下傘降下の後、地上での戦闘の一連のシーンは、戦闘場面ではあるのだけれど、スリリングな展開にわくわくさせる。
台詞のない、テンポの良いカット割りと兵たちのテキパキとした動きは、戦場での無駄のない動作に臨場感とリアリティを感じさせる。
落下傘で落とされた武器の周りに身を伏せながらたちまち集まる兵たち。
無言で装備を身にまとい、銃声が途切れると体を起こし、そして抜刀して突撃。
身体の大きな力強そうなクマが敵壕の死角から忍び寄り豪の重砲を豪から引き抜き、銃を構えた降下兵たちが敵陣に雪崩を打って突入。
装甲車で脱出を図る敵兵。
手榴弾で装甲車のタイヤを爆破。
装甲車のハッチを開け短刀を中に向かって振り下ろす。
さすがに、戦場なんだと気がつかせる緊迫させる一連のシーン。



日本映画撮影・監督協会からの告知

日本映画撮影・監督協会から
素敵な情報をいただきました。
太平洋戦争時に制作された長編アニメーション映画『桃太郎 海の神兵』のニュープリント試写会です。

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会場は
桜ノ宮のIIMAGICA Lab。かつての東洋現像所、IMAGICA WESTです。
学生時代、アニメーション学科がフィルムでアニメーションを制作していた時期に、撮影後のフィルムの現像はもちろんプリント、願編集、タイミング、テレシネなど技術指導をふくめて大変お世話になった現像の工場、ポストプロダクションです。
その試写室で、35㎜のニュープリントで、貴重な作品を観ることができます。

戦時中の
国策映画です。活躍の場がなかったアニメーターたちが、ここぞとばかりに持っている技術を出し惜しむことなく発揮し全力で制作した、時代のことを思うと、悲しさも感じるアニメーションです。

脳卒中を経験【ST】

STは
言語聴覚療法。
会話がいっぱい出来るリハビリ。
ときどき、試験も行われる。
試験には記憶試験もあり、その時は気楽に関われず辛さがあった。

遂行機能障害を治療するトレーニングカリキュラムが用意されているとも聞きます。
1.優先順位をつけられない
2.計画を立てて物事を進められない
3.物事を論理的に考えられない
などに対しての治療メニューのようです。

トランプゲームもカリキュラムされていました。
「スピード」というゲームを教えてもらいました。

必ず宿題が出るリハビリ。
クロスワードから始まって、連想言葉の列挙など様々。

職場の復帰を
想定していただき、教室にとどく声で喋ることが出来るようにテキストを音読するトレーニングはたびたびせっていされました。先生の前で、授業形式でプレゼンするカリキュラムも用意されました。患者のそれぞれに合わせたカリキュラムを工夫されている様です。

治療の後半の時期は
60分の時間の配分を、自身で計画してそのとおりにメニューをこなす、まるで授業運営を再現するようなカリキュラムも用意されました。
時間どおりにリハビリを運営している先生方のご苦労を実感しました。

脳卒中を経験【PT】

PTは
理学療法。運動機能の改善を目的に運動基本動作(座る、立つ、歩くなど)の指導を受けながらの運動機能回復の訓練と治療。OTよりも全身の大きな動きのリハビリテーション。姿勢や筋肉の使い方などの指導も受けた。リハビリ室から出て、廊下を歩いたり非常階段を利用したり、筋トレのようなこともさせられ、Tシャツ1枚にもかかわらず汗だくになることも多々あった。

病院から出て
緑橋周辺を歩いたり、院外の歩行も経験した。
病院の廊下がいかに歩きやすいものなのか痛感した。久しぶりの外歩きは、いろいろな刺激に集中しなければならなく、とても疲れた。初めて歩くところなので必要以上に気疲れした。
ふだん、歩きなれた道を、何も考えずに歩いていたことを思い知る。
信号機の場所、位置を探さなければならない。
歩道に何気なく無造作に置かれている自転車や日常生活の物がこんなに歩行の妨げをしていたなんてあらためて気づかされた。
ちょっとした段差。上着のすそが駐輪されている自転車にひっかかりそうになる。見守ってくれているリハビリの先生が察して素早く対応する。万が一のことがあってはいけないのでサポート側も大変だ。

担当の
リハビリの先生は、日常への復帰のために、こちらからのリクエストにも応えてくれた。
自立で通勤できるように、地下鉄の利用、乗車。
OSAKAメトロ森之宮駅まで行き、切符を購入して改札。電車に乗ってとなりの緑橋駅まで乗車。エスカレーターに乗ったり、構内、ホームを移動。
自転車に乗れるようになりたいと言えば、自転車を手に入れてきてくださり、院の敷地内でトレーニングできるよう手配してくださった。当日は、ヘルメット、肘当て、膝当て装備でもう一人のリハビリの先生に応援を頼み二人の先生の見守る中、練習させてもらった。
久しぶりの自転車。心配していたこぎ始めは問題なし。降りてハンドルを操作しながら自転車の向きを変えたり誘導したり、そのことの方が大変だった。


脳卒中を経験【姫路城・紫色・阪急電車】

森之宮病院で
OTが作業療法、PTが理学療法、STが言語聴覚療法であることを知った。各リハビリの時間割が組まれ、カリキュラムとして単位を取得、回復を目指します。

作業療法は
日常生活を行っていくために必要な動作や職場復帰するための能力の回復をめざすリハビリ。

両手に
お手玉を持って、同時に空中に放り上げてキャッチする。左手からお手玉がはなせなかった。

おはじきを
片手にいくつも持って、ひとつづつ指先に移動させてテーブルに並べていく。左半分の感覚がまだまだで、最初はうまくできなかった。
自主リハビリで頑張った。

出来なかったことが少しづつできるようになる。嬉しい。

パソコンで
文章を打って、決められた時間に何文字打つことができたか計られた。両手を使って打つことが出来るようになり嬉しい。
療法士の先生は、何文字打てたかという結果だけでなく、パソコンに置いた手の位置も観察している。左手の指が遠くのキーまで伸びるようになったことを指摘してくださった。

お盆の上に水の入ったペットボトルをのせて、落とさないように歩いて運べるか。
ウエイトを持って、階段を上り下りした。
家の風呂場のサイズを計り、そのサイズを再現できるセットが設備されている。そのセットを使って入浴が可能かトレーニングがあった。
定期的に用意されている器具を使った試験があった。
アタッシュケースの中に様々な試験器具。
サイズの違うボール。大きなボールは野球サイズのゴムボール。小さなものは豆粒のような玉。
それらを指定された枠から枠へ移動させる。その動作タイムを計る。
細かないくつかのピンを所定の穴に突き刺す。これもタイムを計る。
見せられた図形をデッサンするテスト。
認知のテストもありました。
「姫路城」「紫色」「阪急電車」は、時間があいた後でも記憶できているかを調べるテスト。

評価をつけられ、回復の診断をされます。



脳卒中を経験【森之宮病院】

森之宮病院は
リハビリ専門の実績医院。
毎日時間割が与えられ、単位をとりながらカリキュラムを消化していく。
学校のようだ。

ST、PT、OTという言葉もここで知り理解した。

それぞれの
フロアに広いリハビリ室が設置されていて、廊下は広く、車椅の移動に困ることはないし廊下を使った歩行訓練も可能。
入院患者がリハビリ時間外でも自主リハビリできるように設計されている。

ガンダム

6時起床
看護師さんが先日の尿と排便の記録シートを回収に来る。トイレの回数が少ないと「水分補給し回数を増やすようにと声掛けがある。排便は形状と量を記録。
北野病院ではパジャマでの生活。ベットで過ごす入院生活だったので、リハビリもパジャマで履物も脱ぎ履きしやすい患者サンダルでうけていた。ここ、森之宮病院でのリハビリはトレーニングウエアー
等に着替えて、履物も必ず靴を履かされる。
なので、朝は希少と同時に着替えて洗顔。そしてトイレ。
朝食は7時30分に配膳される。
森之宮病院の朝食は毎日パン食。
薬は舞町食後の一回。
アムロジピン錠1錠
バイアスピリン錠1錠
朝イチのリハビリは9時
OT、PTの場合は病室の真ん前のリハビリ室、もしくは病室で行うことも。
STは3階に移動し成人室(個室)でうける。



脳卒中を経験【リハビリ転院】

脳の腫れを
抑える点滴から飲み薬の治療に変わり、同時に、脳のダメージからの身体の機能回復リハビリに専念する転院の指導をソーシャルワーカーから聞かされた。
自宅から便利な医院のリストをもらった。
作業療法士の先生に助言をいただき森之宮病院をピックアップ。転院の手続きを進めてもらった。
12月17日(月)朝、転院決定。
病棟の看護師さんたちには大変お世話になった。
リハビリスタッフの先生方にもいろいろと教えてもらった。
入院患者たちの入院生活をすこしでも楽しんでもらうための季節行事なども工夫されていて、近づくクリスマスに向けて、デイルームでクリスマスレクレーションが行われたり。(クリスマスソングを歌ったり、リハビリスタッフたちが練習したクリスマスベルを披露)

転院は
あっという間。
車椅子に乗せられてそのまま介護タクシーで移動。

10時には支払いも完了しその30分後には転院先の森之宮病院病院で入院手続きし病棟に運ばれた。

部屋で
私物の整理をしていると、治療とリハビリに関わるスタッフと看護師さんがずらっと並び、挨拶と、私への対応を決定するために、問診と検査を受けた。
できる限り自力歩行がかなうように、トイレチェックでは自分でできることをアピールして見せた。
そのかいあって、棟内は見守りで歩行院内は車椅子と評価されたがトイレは自分の好きな時に自分で自由にできる評価をもらえた。

見守り

薬の管理は
自分自身で管理ということです。



脳卒中を経験【ありがたい見舞いの品】

お見舞いに
来てくださった皆様、ありがとうございました。
みなさん心配して見舞いに来てくださる。ありがたい。
お見舞いの品もいろいろ戴きました。

以前の私を思って、また、病院食でうんざりしているだろうと心配してくださってお菓子や食べ物を差し入れてくださる方もいましたが、食事の制限がかかっているのでなんでもというわけにはいかなかったのです。ほとんどは家族に持って帰ってもらった。
塩分控えめの病院食に馴らされたのか、いや、実は、再発の恐怖が一番の理由。
食べ物に恐怖するなんて考えもしなかった。

本の差しれも数多かった。
入院生活は、退屈で暇だろうという発想。
私の場合は、回復のリハビリが毎日行われるので、退屈はない。
22時に消灯。ベットの中で読書灯で読みたいとも思わない。
本当に読書が好きな人にとってはありがたい差し入れに違いないが、自分には苦痛だった。数ページ読むのさえも拷問のよう。
こんなにいろんな方々から差し入れていただいたのに。

はずき本

そんな中で

とてもありがたかった差し入れは、コマーシャルで頑張っている「ハズキルーペ」

ハズキ

これのおかげで
2冊読めたが、苦しかった。
でも、本当に助かった。こんな差し入れ思いついた見舞いの人は、とても素晴らしい想像力の持ち主だと言えます。

他の患者さんも
本の差し入れについては辟易しているのだろう。
実は、院内のデイルームや外来の待合室には図書館と見間違えるほど雑誌や書籍が置かれている。種類もマンガ、流行りの小説、定番の小説、エッセイ… 分野もいろいろ。クロスワードやパズルの本も。
本って、退院の時に持って帰るときに重い荷物なんですよね。

こんな言い方もなんですけど
一番は現金ですね。仕方がないけど。


脳卒中を経験【梅びしお】

梅びしおは
病院食の献立にときどき登場するご飯のとも。
水に漬けて余分な塩分と酸味を抜いた梅肉をすりつぶして煮てジャム状に仕上げ砂糖と合わせて練ったもの。 いわゆる「練り梅」です。

梅bjしお

塩分調節されていて、味付けの薄い食事のアクセントとしてとても嬉しい。
ここに来るまで知らなかった食べ物。

脳卒中を経験【北野病院リハビリ】

リハビリが始まった。
平日毎日。午前中は言語聴覚士ハルヤマ先生による、「話す」「聞く」「読む」「書く」というコミュニケーション能力の回復訓練。頭の体操と会話のトレーニング。
デイルームに車椅子で連れて行かれ、発語器官の運動訓練を行った。
「ぱぱぱ…」
とか
「ららら…」
同じ言葉を繰り返し発声するのが大変だった。
アイスクリームのキャンディのスティックのような木片で、舌を押さえつけられたり反発したり、口の中をいじられるのも大変だった。
文章の中から指定された文字を抜き取ったり、ルールにもとづいて点を線でつなげて行ったり、パズルにチャレンジしたり、何を見せられたか時間をおいてから思い出させられたり、脳をフル回転させなければならないことの連続で、毎朝のリハビリで頭が目覚めた。

昼食をはさんで
午後からは、4階のリハビリテーションセンターに車椅子で連れて行かれてエレベーターに乗って階下に移動し、作業療法士・小山先生による、指先や腕、主に上半身の機能回復訓練だったり、理学療法士・キタ先生による、体幹や姿勢、歩行といった全身運動の機能回復訓練。
理学療法についてはキャリアのあるもう一人の先生、野村先生もつききりで、毎回二人がかりで訓練に関わってくださった。
時々ベテランの大泉先生の助言を求めたり、いろいろ試された。

4階へ

作業療法のトレーニングの成果もあって、自由に動かせなかった左腕でもいろいろなことができるようになった。
最初は、三角錐のカップを左手でつかんで反対の場所に重ねていく動作も難しかったが、左手でつかんだものもかなり安定して持つことができるようになった。
理学療法のトレーニングでは、問題ない右腕を頼れば、立ちあがったり座ることも出来るし、歩行も出来る自信がついたが、先生からは「腕に頼らず、自分の脚で立って歩けるようになりなさい」と注意を受けた。肩甲骨を動かし、胸骨を開き、おへその下や骨盤の位置を意識することを再三聞かされた。

出来なかったことができるようになることがとても嬉しい。




脳卒中を経験【北野病院13階東病棟】

ベッド
部屋というよりも、ナースステーションの目の前の脳卒中集中治療ベッド(SCU)。13階。
いつでも看護師さんと目が合わせることができるベッドでの治療入院。
食事はもちろん、トイレも尿瓶を使って、全て、看護師さんに手伝ってもらってのベッド生活。

説明によると
手術は行わなかったそう。脳出血だったそうだが、点滴で出血の腫れを抑えてもらっている治療。
倒れてすぐに病院に運ばれたことが幸いしたようだ。
病院に連れて来られるのが遅く、頭を開く手術をしていたらと想像すると、ぞっとする。
職場のみんなに感謝。

このころの
入浴は、入浴用のストレッチャーに移されて連れて行かれて看護師さんがストレッチャーごとシャワーをかけて身体を拭いてくれた。
一番の願いは、おしっこだけでも自分の好きな時に自分でできるようになりたい。

やがて、車いすにうつってトイレに行くことができるようになった。
ナースコールで看護師さんを呼び、車いすに移してもらい、トイレまで連れて行ってもらう。
終わったら必ず中のボタンを押して終わったことを知らせて、また、ベッドまで連れていってもらう。
便座への腰かけ時や立ちあがり時の店頭注意には毎回看護師さんが注意することの声掛けがあった。

このころから面会の対応もかなうようになり、面会者とは車椅子でデイルームという広い部屋(大きなテーブルと椅子がいくつも並んでいるテレビが設置されている患者の娯楽室のような場所)でお見舞いに来てくださった方と面会できるようになった。
全てがベッドでの生活だったが、デイルームでの食事に変わった。
治療によって献立が微妙に違うんだ。
たまにはパン食も食べてみたいと思った。他の患者さんの献立がおいしそう。でも、北野病院の食事はまずいとは思わなかった。バラエティに富んでいたし、オシャレなメニューが多かった。

やがて
リハビリも始まった。

北野病院は
消灯までの時間、13階の棟内でCDを流していた。ジブリアニメの音楽集。
尿瓶生活後しばらくして、ナースステーションの目の前の脳卒中集中治療ベッドから通常の部屋へ移動。病院の都合で個室に移されたり相部屋に移されたり転々とした。
看護師さんがすべて面倒を見てくれた入院生活から通常の入院生活に変わった。
リハビリの進行に合わせて、点滴棒を持っての歩行も出来るようになったが、トイレに行くときと面会でデイルームに移動する時だけ。看護師さんの見守りの中でのみ。院内の移動は車椅子のみ患者の転倒にとても注意されていた。

同室の
お爺さんは、食事も思うようにできない方だった。毎回、看護師さんがつきっきりで「噛んでください」「飲み込んでください」って小さな子に指導しているように食事している。完食できていないようだ。
家族に「まずいから」と文句ばかり言っている。差し入れのスナック菓子をボリボリ。息子には「院内のコンビニで寿司を買ってこい」
間食ばかりしてるから間食できないんだ、北村さん。

学校で
あてがわれているスマフォが使える時間が増えて良かった。
TwitterやFacebookを更新した。LINEで連絡とりあった。ベッドでの電話は厳禁だがメールはOK

眺め 献立






脳卒中を経験【発症→北野病院】

以前から
高い血圧だった。
秋の健康診断の数値は、上が160、下が90を超えるときも。常に2回測定してもらっていた。そんな具合で10年20年、ひょっとしたら30年。
両親も数値高く、薬の服用も言われていたが日常に不自由なかったのでほっちらかしだった。

2018年12月2日(日)

進学イベントのクロージングでろれつが回っていない自覚。
教員室で、左手に持っていたプリントの束を落とした。
閉館当番の相棒であった花谷先生がそれを見て、体調の不良を察してくれて「先生は休んでてください。自分がひとりで廻りますから。」と言ってくれたが、任せっぱなしは申し訳ない。
一緒の廻ろうと椅子から立ちあがとうとしたら、立てずにひっくり返ってしまった。

ひっくり返った私に気づいてくれた南川先生が、
「左右の手を、目をつむったままで合わせることができますか?」と試してくださった。
やってみたが、手のひらをあわせることが出来なかった。
開業医をされていたお父様に、その症状をケータイで伝えてくれた南川先生。お父様からの返事は
「救急車を呼んでるようでは手遅れになる。北野病院に連絡入れておくから、タクシーですぐに運びなさい」

運んでくれた、事務長と学責にタクシーに乗せられた。

家族への電話を代わりにかけてくれたり、保険証カードのありかを訊かれたりされたことは覚えているがその後のことは記憶がない。
病院でMRI検査を受けているはずなのだが、祖の記憶すらない。
気付いたときには、北野病院の脳卒中ケアユニット(SCU)のベッドの中だった。

北野病院 13階

脳卒中を経験【報告】

Blogを
更新サボっている間の大きな出来事は、昨年の暮れに脳卒中で倒れて入院、転院してリハビリ入院生活を2ヶ月ほど過ごした経験をした事。
半年前に退院したけど脳のダメージは残り完全に回復したとは言えない。

幸い、車いすからは離れることが出来、傍から見れば通常の生活をしているように見える過ごし方ができている。
し難くなったことはいろいろあるが、麻痺や失語といった極端な症状はなく、助けられたことに感謝している。

ひさしぶりにログイン

先日
卒業生が訪ねて来てくれて「ブログの更新」の話題になりました。

ODCの
HPの学科blogとTwitter、プライベートのFacebookの更新にかまけてすっかりほっちらかしにしていました。
その間、大勢の学生が入学し卒業し、就職し、アニメーション業界で活躍し続けております。

「キャニメーションの森」
へのログインの方法すらわすれてしまって、この更新にたどり着くのに半日かかる始末。

引き続き更新し続けて行けるか何とも自信ありませんが、ブログの消滅は避けたいとは思っております。

お盆休みを利用して再チャレンジいたしました、近況報告です。

新年アニメ新番組の卒業生情報【3】

新番組
TVアニメ『りゅうおうのおしごと!』

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サンテレビ、 KBS京都、AT-X、TOKYO MX、BSフジ、三重テレビで放送中。

美術設定を
袈裟丸絵美さんが担当。

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オープニングアニメーションスタッフの原画を、ひのたかふみさんが担当。

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袈裟丸絵美さんは

『スロウスタート』(アニメ制作:A-1 Pictures)でも、美術協力されています。

成人おめでとう

大坂の
成人の日は久しぶりに雨天でした。

harukasu

第5回目の
あべのハルカスでの、成人の日のイベント、日本一高いビルを新成人が最上階の60階まで歩いて上るイベントは、無事、行われたそうです。

成人の日

参加者107人は
新成人の抱負を書いたたすきを掛け、午前9時に地下1階を出発。
約50分かけて1637段を登ったそうです。

このイベントには、マスコミが定番のように取り上げる、場違いな、成人らしからぬ振る舞いをする輩は登場しないよう。
早朝集合、階段1637段というハードルがあるからでしょうか。

5

成人の日の
朝刊の社説で、新成人たちに何を思うか、毎年楽しみにして読んでいます。

2018年は緊迫化する朝鮮半島や中東など混沌とする世界情勢の中で、新成人にどんなメッセージを語るのか。

でも、今年は異変あり。
読売新聞の社説から、新成人へのメッセージが消えたのです。
思わず「今日は成人の日じゃなかったのか」

新聞の1面の「編集手帳」の小さなスペースに、こんなコラムを見つけた。

編集手帳

小さな文章だが、訓示や説教ではない、素敵な投げかけだった。

今年
全国紙で「成人の日」社説を書いたのは、朝日新聞と産経新聞の2紙のみだったそうです。
見送る新聞社のほうが多かったのは何故だったのでしょうか。
新聞社が、「若者の新聞離れ」を認めたようにも思うし、違い方法をとったのでしょうか?
残念なようで、そういう時代になったのかなという感じ。

東京23区の新成人は
およそ8万3000人おり、そのうち8人に1人に当たる1万人余りは外国人だと、NHKの夜のニュースで報道していた。
「留学生や技能実習生の急増によるものと見られ、外国人が地域や社会を担う非常に有力な存在になってきている」そうだ。
「日本の若者がどんどん減っていくのを補う形で、海外からの留学生や技能実習生が増えつつある。もともと外国人が多い東京で顕著になっているが、人口減少が非常に厳しい地方でも同じような現象が、今後続いていくだろう。外国人が日本の地域・社会を担う存在になっていて、外国人がいなければ社会が回らないという現実があり、日本人と外国人が手を携えて社会を担っていけるような仕組みをしっかり作るべきだ」と話している。

同時に
女性新成人が成人式で着るために購入、レンタルした振り袖が、着付けをする会場に届かず、成人式に晴れ着を着られないトラブルが相次いだニュースが報道された。
業者の責任者と連絡もとれないそうです。
楽しみにしていた家族にとっては、たいへんショックな出来事です。
インタビューを受けた新成人も、困惑していました。

でも

中には「家に帰るしかない。これじゃ式に参加できない」とマイクに答えていたお母様がいた。

八王子市では
成人式の会場に、急遽、着付けスペースを設け、ボランティアが着物を持っていない新成人に無料で着物を貸し出し、着付けも行ったそうです。

ずるい、無責任な大人もいれば、ひとを助ける人もいる。

みなさんはどんな大人になるのでしょうか?

新成人になった
みなさんに期待いたします。

新年アニメ新番組の卒業生情報【2】

新番組
TVアニメ『刀使ノ巫女(とじのみこ)』
アニメーション制作・Studio五組

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毎日放送、 AT-X、TOKYO MX、BS11にて放送開始。

オープニングアニメの
原画に、小原太一郎さんが参加。

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金曜ロードSHOW!『魔女の宅急便』

1月5日に
放送された、金曜ロードSHOW!2週連続冬もジブリ『魔女の宅急便』

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アニメーション学科の卒業生
森本晃司さんと井上俊之さんがアニメーター・原画を担当。

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動画を、岡部和美さんが担当。

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1989年
制作当時のスタッフメンバー集合写真。
三人が宮崎駿監督と一緒に写っています。

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約20年前の写真。
徳間書店が管理している懐かしい写真。
まだ、東小金井のスタジオは出来ていなかったころなんだ。都内の某ビルの屋上で撮られためずらしいもの。

Appendix

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プロフィール

大阪で、アニメーションの仕事に関わり、現在は、大阪デザイナー専門学校(旧称・大阪デザイナー学院)で、アニメーション学科とキャラクターデザイン学科の1年生2年生の担任をしています、森宏樹です。 手技や映像に関する授業を担当し、描いたり作ったりの指導をしています。

MORI Hiroki

Author:MORI Hiroki
たった15秒や30秒のコマーシャルが、大きな映画にも負けない感動を与えてくれる。
カメラマン宮川一夫が撮影した「トリスウィスキー」の作品は、大好きなCFのひとつ。

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