キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校で一昨年前40周年を迎えたアニメーション学科の学生たちの授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍を主に更新しておりますが、その役割はODCのホームページに任せて、ここのところは、プライベートなことをつぶやいています。
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平面構成 「シンメトリー」課題の第2週目。 切ったり貼ったりの作業がさらに進みました。 どうしても 円状に切りたくて、コンパスにカッターナイフの替え刃を括りつけて、即席のサークルカッターを作りました。 切れ味は お手製のものにしては、なかなかよく切れましたよ。 そんな 苦労をしなくとも、円切りカッターは市販のものを手に入れることができます。 NTカッター社、オルファ社それぞれから商品が出ていま...
イメージと配色の 課題の途中経過はこんな具合です。 Tシャツのテンプレートに、「夏」をイメージしたカラー表現。 平面構成は 今週から新しい課題です。 テーマは「シンメトリー」 シンメトリー といえば「左右対称」といった反射シンメトリーがお馴染みですが、それ以外にも、「移動(平行移動)」「回転(点対称)」といった同型変形や、「拡大・縮小」などもあります。 課題は 印刷物の切抜きを利用して、画面構成を工夫し...
いつもは 矩形のフレームにパターンを作って配色するのですが、キャラクターの新入生には、「夏」がテーマということで、Tシャツを使ってのデザインを試みてもらいました。 デザインには 正解があるわけではありません。 ひらめきや思いつきに頼ることなく、いろんな発想で多くの可能性を見えるカタチにしてみましょう。 とくに、配色は、慣れないうちは実際に色を作って塗ってみないと分からないことがいっぱいあります。 ...
「平面構成」は 3つ目の課題の発表です。 新しい課題のテーマは「イメージと配色」。 〝夏〟をお題に 各自の夏をイメージするキャッチコピーを決めて、その言葉を形のパターンと色彩で表現してみよう。 生徒たちが キャッチコピーを考えるのに、戸惑っている様子なので、ブレーンストーミングの要領で、アイデアを出させました。 ブレーンストーミングは アイデアを出す時によく使用される発想技法のひとつ。 実施する時に...
色彩のトーンの 第2回目の授業は、同一トーンと類似色相で配色されたキャラクター、同一トーンと自由な色相で配色されたキャラクター、類似トーンと色相を自由に使った配色のキャラクターの着彩描写。 配色カード から選ぶ類似色相は限られています。せいぜい4色の色相数。 中には、こんな色相の作品も。 人物の肌色を 緑色で着彩してしまうなんて、常識的じゃありませんが、でもこうやって見てみると、それはそれで、何か...
トーン:tone 平面構成の第3回目は色彩のトーンについて学習しました。 日常 我々は、色の認識を「赤」だとか「青」「黄」という名称でイメージします。 でも、色彩は、そういった色相(色味の違い)だけでなく、色の調子(色調)について認識することが大切です。 その色調のことが「トーン」です。 色の属性には 「色相」「明度」「彩度」がありますが、明度と彩度を組み合わせたものです。 「赤」にも 「明るい赤色」があ...
久しぶりだなぁ 平面構成を担当するの。 約30年間の教員キャリアのおかげで、全ての従来のベーシック授業を担当しました。 あっ、デジタルワークだけは経験なしだ。 でもね デッサン、クリエーティブワーク(現、各専攻の基礎授業)、マテリアル(現イラストレーション基礎)、レタリング、そして平面構成と立体構成、それだけのベーシック授業を全て担当した経験のある教師って、実は、この学校の先生の中で私だけですよ。 自慢で...
平面構成の第1週目は 水彩絵具、デザインガッシュ演習です。 ガッシュは ポスターカラーと同類の不透明水彩絵具。塗った絵具の下地が乾いた状態で色を重ね塗りをすると、下地の色をほぼ完全に隠すことが出来る絵具である。 発色に 透明感のある透明水彩絵具(ウォーターカラー)とは、使用方法も表現も全く異なる。 また、 学童用に開発されたマット水彩絵具とも、別のものです。 そんな 絵具の違いをレクチャーし、筆の種類につ...