キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校で一昨年前40周年を迎えたアニメーション学科の学生たちの授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍を主に更新しておりますが、その役割はODCのホームページに任せて、ここのところは、プライベートなことをつぶやいています。
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先日から日本の木造建築について学習しておりますが、今週は、実際に建物を見てスケッチしました。いつもお世話になっている、学校から10分のところにある、福島天満宮。外観をスケッチするだけでなく、前回学習した、伝統木造構法や木組みをさらに理解してもらうために、近寄って、アップで観察して描写する課題を用意しました。ネットの写真を見れば、知ることも出来ますが、相手は立体です! いろんなアングルで観察することが...
日本映画の名作は?と日本人に問うても、外国人に問うても、必ず上位にタイトルが登場する映画と言っても良い、黒澤明監督の『七人の侍』。3時間を超える大作で、教材で使いたい映画ではあるが、授業時間内で終わらないため、使いにくい映画。でも、「見たい」と強くリクエストする学生がいたので、思い切って見ることにした。1954年(昭和29年)4月に公開。207分 監督:黒澤明 脚本:黒澤明、橋本忍、小国英雄 撮影:中...
1年生クロッキー予習の第2週目のテーマは、アイレベルを意識して、観察と描写を行います。アイレベルは観察者の視点のこと。視点の高さの事です。対象の人体は立体ですその人体を、水平に見るか、足下から見上げて見るか、頭の高さより高い位置から見るかによって見え方は変わります。第1週目では頭のてっぺんから足のつま先まで、どこも水平に見る意識で対象を観察した生徒が多かったのではないでしょうか?今回は視点の高さを変...
強い台風16号が20日昼過ぎから夕方に、大阪府に最も接近する見込みです。スクールガイドの記載にもとづいて、本日の午前の休講です。台風の影響は、このあとも、さらに大きくなると思われ、早々に、午後の授業と行事についても中止とし、休校となりました。堂島地区が、台風で大変な状況になることは滅多にないのですが、今回はどうでしょう?学生たちが生活している地域は、雨風の影響が出ているかもしれません。土砂災害、浸水害...
専攻実習授業の「アニメーション美術」では、日本家屋や一般的な木造の建物を描写しようとしています。学生たちに家が建つまでを、6枚の絵にしてもらいました。受講者を半分に分けて、チーム対抗のプレゼンを行ないます。 チームで話し合いマツダブック、スケッチブックに、ああだこうだとスケッチし合います。前もって課題は発表していなかったので、記憶と想像で答えを探ります。何をしてるかというと…完成までの段階図を描く...
1年生たちが取り組んでいる、職業実線課題「スノーマンフェスティバル30秒CM」制作の経過報告。3チームがそれぞれ打ち合わせを行い、試作し始めた、イメージのスケッチを、クラスメイトの前でプレゼンテーションしました。着彩されると出来上がりの画面のイメージが、具体的に見えてきますね。 スノーマンを撮影しようと思って、シャッターを押したら、うまく隠れられてしまって…。プレゼンについて授業担当の先生から、コメント...
1960年市川崑監督の映画『おとうと』カメラマンは、宮川一夫さん。「銀のこし」とよばれる技術的なことが取り上げられる映画。銀残しは、フィルム現像手法の一つで、本来の銀を取り除く処理をあえて省く事によって、フィルムに銀を残すものである。映像の暗部が極端に暗くなりコントラストが強くなり、彩度の低い渋い発色になる。物語の時代設定である大正の雰囲気を出すことを市川崑監督が、カメラマン・宮川一夫に注文をつけて試...
地下2階の廊下に置かれているマネキン2体。何のために置いてあるマネキンなんだろうって、新入生や訪問者に不思議がられています。インテリアのつもりではありません。彼らには使命があるんです。ジャーん!クロッキー演習です。クロッキーのモデルの代わりを務めるのです。カリキュラムでは2年生に進級すれば、必須実習授業として、人体デッサンと人体クロッキーは用意されています。だけど、就職活動の意識を具体的にしつつある...
色彩に関する検定はいくつかありますが、良く知られているものとしては、「色彩検定」 「カラーコーディネーター検定」「TOCOL」、そんでもってカラーマスターこと「色彩士検定」。Color Master (カラーマスター)はNPO法人全国美術デザイン専門学校教育振興会(ADEC)が主催する検定。大阪デザイナー専門学校校舎は試験会場に認定されています。受験する在校生たちにとって、普段使い慣れた教室で試験を受けることができるのは、ス...