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2年生有終の美【2】

今年の卒業制作三賞

最優秀賞
プロダクトデザイン学科プロダクトデザインコース
作品タイトル「BAEGET」

最優秀賞1受賞の作品は、リュックサックです。
被災後に使う目的でデザインされた背負うバッグ。

受賞者の
金津悠佑君は、自身の制作した作品はもちろん、8人のチームをまとめた手腕についても高く評価された。

テーマも素晴らしい。

自分たちが実際に体験した「阪神・淡路大震災」
これから起こる可能性が大きい「東南海地震」からの発想。

アニメーションで
この手のテーマを取り上げても、結局はフィクションで終わりかねない。
生半可なファンタジーではなく、リアルなシチュエーションを想定して企画。

卒制担当の藤原先生から花束贈呈人の生活や
生き死にに直接関わるテーマと出来上がってきた作品には、アニメーションやキャラクターデザインの分野とは全く違う力強さを感じた。
グランプリにふさわしい企画。
出来上がりも、計画的で、努力したことが充分に伝わり、お金も賭けて作り上げられていることが、見て分かる。

受賞の歓びのスピーチ

CASOでの
聞くことができた彼らのプレゼンテーションを再現。

最優秀賞今年
プロダクトデザインのプロダクトデザインコースの学生は8名。
その8名がチームでひとつのテーマを設定して、卒業制作に臨んだ。
テーマは与えられたものではなく、ディスカッションして自分たちで選定。

チームで
考えて決めて、調整し合って制作したことにより、展覧会の会場で、仲間の作品についても自分の作品と同様にプレゼンテーションすることが出来る。
何よりも、そのチームワークに驚かされた。

テーマは
スピーカー、車、いろいろなやりたいことがアイデアとして出てきたが、あえて「被災」という重たいテーマを採用。
「みんなに関わるテーマを設定しよう」と金津君が音頭をとった。

プレゼンによると
被災後だけに視線を向けるのではなく、メンバーが手掛ける作品全てが、被災前の日常から使用されているものであるという統一のこだわりを設定。
いざ、被災したときに、それまで一度も使ったことのないものだと、使用の仕方が分からなかったり役に立たなかったりするから。

会場で定期的に開催された全体プレゼン1 会場で定期的に開催された全体プレゼン2 

チームの他のメンバーの中には
普段は児童公園の遊具だったものがテントに姿を変える。
共用の自転車。
テーブルやベンチが炊き出しの設備に変わる。
等も提案していた。

自転車 公園のベンチやテーブルが炊き出しの施設に 
各自が全体をプレゼン 

雨水の貯水と利用。
トイレ。

雨水の利用 トイレ 

体調管理のモバイルやLEDを使用した腕章タイプの常備灯。

健康管理 腕章 

8人のメンバーのだれもが、全員の作品を把握。
本人に変わって完璧に説明。
この時の担当者は、光る腕章の作者が説明してくれました。

グランプリの作品 

そのチームワークは
素晴らしいものがあります。
アニメーション学科でも協同作業はありますが、企画から発表まで、こうもシステマチックに準備・実行できたのは素晴らしい。
それらのまとめ役をかって出たのが金津悠佑君。

紙質1お金のかけ方の意識も違う
キャラクターデザインの学生たちが、学校のプリントアウトの用紙をそのまま使用してパネル張りしているのに対し、プロダクトの学生は自費で出力。
1枚もののプリントアウト。
用紙の選択も行っている。
プレゼンに最適な紙質を自分たちで選び、丁寧に展示。
既成のパネルを使わず、自分たちで制作。(木工が得意なプロダクトならでわ)
プリントアウトの用紙にもこだわり 
自立型のパネルは手作り パネルを裏から覗いてみた 

金津くんをはじめ
彼らの取り組んできたことと、その結果に脱帽。

生活に直結した、プロダクトやインテリア、ファッションが底力を発揮すれば、ファンタジー(非現実空想)を手段にしているアニメやキャラクターなんて足下にも及ばない?
そうは思いたくないが完敗です。


さらに更新中… 
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プロフィール

大阪で、アニメーションの仕事に関わり、現在は、大阪デザイナー専門学校(旧称・大阪デザイナー学院)で、アニメーション学科とキャラクターデザイン学科の1年生2年生の担任をしています、森宏樹です。 手技や映像に関する授業を担当し、描いたり作ったりの指導をしています。

MORI Hiroki

Author:MORI Hiroki
たった15秒や30秒のコマーシャルが、大きな映画にも負けない感動を与えてくれる。
カメラマン宮川一夫が撮影した「トリスウィスキー」の作品は、大好きなCFのひとつ。

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