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キャラクター講師、新しい顔ぶれ

キャラクターデザイン学科
の新学期の授業で、今年度前期に新しく関わりを持ってくださる講師の先生たちと授業の打ち合せ。

新2年生
「デッサン3」担当:畑卓也先生
2年生の前期デッサンは、前半がヌードクロッキー。後半が人体デッサン。
畑先生は、キャラクターデザイン学科の創設最初の年の「立体構成」の授業を担当してもらったので、カムバック、復活です。
お帰りなさい、畑先生。
造形作家としても活躍されている先生。
ここしばらくはODCの特殊メイク学科の造形授業を担当されていました。
毎年、デッサンの授業はイラストレーションやアニメーション学科のクラスを担当している先生ですが、今学期はキャラクターデザイン学科の2年生のデッサンを担当してくださいます。
「キャラクターデザイン学科の学生さんで、アニメキャラクターを専攻している人は将来アニメ業界やゲーム業界を目指す人が多いので、モデルさんと打ち合わせて、動きのあるポーズや日常よく行うポーズをとってもらって、実践的な学習になるように工夫します。最近の学生は便利なデジタルテクニックを使ってクロッキー作品を編集してポートフォリオに整理することが一般的になってしまっていますが、制作者の作品をそのまま使用できるように構図についてもしっかり意識してもらうように指導します。みんなで作品を合評する時間も大切にしていきたい」
というコメントをもらいました。

「デジタルデザイン1」担当:宮武文美先生
1年生時に学習した、Photoshopとillustratorのツールを実践的に応用し、デザインワークを伴いながら作品制作し、さらなる技術習得を目指します。
同時に、ポートフォリオとして作品を整理しプレゼンする力を養います。
担当される宮武先生は、本校での指導だけでなく、社会人を対象にしたスキルアップを目指す教室でも指導をされている先生。
学生の皆さんには、そういった目的意識の高い生徒たちを対象に普段指導されている先生に授業を担当してもらえるということを逆に利用し、いろんな情報を手に入れたり、先生からの話から刺激を受けて学習してもらいたいと思います。

前期の課題のテーマは三つ。
1.タロットカードのデザインを通じて、計画しコンセプトをたててデザインワークしていくことを習得する。
2.テクスチャを効果的に使ってキャラクターを表現する技術を学ぶ。
3.スウィーツキャラクターデザインをテーマにファンシーキャラの創作。

1.は1年間学んできたことの復習と確認です。
我々がデザインワークにおいてどのように制作に取り組んでいかなければならないかの学習です。
2.は描写力のスキルアップ。3Dを意識したゲームキャラクター表現のためのスキルアップ。
そして3.は、キャラクター業界にチャレンジするための対策につながります。

最初の課題については、早速、宮武先生から宿題をいただきました。
タロットデザインをキャラクターを使ってイラストレーション表現していくわけですが、以下の四つのことを用意してください。
1) デザインについての企画・コンセプトを作文
    どんな意図で作成したか文章で要約。
    どんな時に使ってもらいたいか。
    目的の明確化。
2) ターゲットは?
    誰に向けての商品展開なのか。
3) デザインコンセプトを作文
    上記のことを伝えるための視覚的な工夫。
    作者のこだわり。
4) スケッチ
    上記を集束させると、どんなイラストに展開されたか。
    実際のスケッチを持参。
    着色してください。 

タロットカードを実際に手にとって見た事がある人もいれば、全く興味の無い人もいるでしょう。
でも、これは実践的な「依頼」のロールプレイングです。
知っている人もいない人も、必ず豊富な参考資料からヒントを得て創作してください。
タロットカードって何なのでしょう?
全部で何種類のカードで成立しているのでしょう?
先ずは調べることからがスタートです。

スキルアップ講座で宮武先生のブログを紹介しましたが、新2年生の皆さんはその後チェックをしましたか?
あれから、フォトショップのチュートリアル情報がいくつも更新されています。
春休みのチャレンジ自習教材にピッタリのものも数多くあると思いますが。
就活日記のネタに困っている人、チュートリアルにチャレンジしてみてイラストが完成すれば、それもまた就職用ポートフォリオの作品が増えることになり、プラス材料になりますよ。

新入生
「平面構成」担当:小池百合穂先生
平面構成は、昨年一昨年前と、わたくしが担当してきましたが、グラフィックデザインやイラストレーションの色彩の授業や構成実習を長年担当してもらっている小池先生に担当していただくことになりました。
以前は、アニメーション学科の平面構成も担当してもらったことが何度かありますので、また、一緒に学生指導に関わってもらえることになり大変喜んでおります。
よろしくお願い致します。
小池先生の本職はイラストレーター。
講談社、角川SSコニュニケーションズ、文化出版局など数多くの出版社の書籍や雑誌のイラストを手がけておられる先生です。
自身のホームページをお持ちです。
http://www.eonet.ne.jp/~yuriho/index.html

「グラフィックデザイン学科の平面構成は画面の空白をいかに上手く利用していくかが大切。イラストレーション学科の平面構成は逆に画面を埋めていく構成。キャラクターデザインはどうでしょう?」(小池)
「キャラクターデザイン学科の作品のプレゼンはグラフィックデザインに近いです」(森)

現1年生たちの、スキルアップ講座で作成したポートフォリオを見ていただきながら打ち合せ。
昨年、私が実施した課題の説明。指導内容。学生の反応。出来上がってきた作品について。
思いや反省について、ひとつひとつ解説しました。
小池先生からの提案をいただき、最終課題についての試みを確認。
グラフィックデザインの学生たちへの課題とはちょっと工夫をしたものを用意する打合せをしました。
仕事で主婦を対象にした雑誌にイラストの掲載のカットイラストを多く手掛けてきた小池先生ならではの発想で、新しい試みにチャレンジしてみるそうですよ。
新入生の皆さん、お楽しみに。
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プロフィール

大阪で、アニメーションの仕事に関わり、現在は、大阪デザイナー専門学校(旧称・大阪デザイナー学院)で、アニメーション学科とキャラクターデザイン学科の1年生2年生の担任をしています、森宏樹です。 手技や映像に関する授業を担当し、描いたり作ったりの指導をしています。

MORI Hiroki

Author:MORI Hiroki
たった15秒や30秒のコマーシャルが、大きな映画にも負けない感動を与えてくれる。
カメラマン宮川一夫が撮影した「トリスウィスキー」の作品は、大好きなCFのひとつ。

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