キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校で一昨年前40周年を迎えたアニメーション学科の学生たちの授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍を主に更新しておりますが、その役割はODCのホームページに任せて、ここのところは、プライベートなことをつぶやいています。
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アニメーション学科新入生の
実習「アニメ背景」は、空や樹木や山、草など、色々なものを組み合わせての背景画描写の段階に進みました。
背景を
担当している川端先生。提出された課題の採点です。
絵の具で描かせる前に、切り紙を使ってこんなことをさせていました。
どんな工夫だか分かります?
切り抜いた楕円の
中に色鉛筆で陰の描写を行い、レリーフのような効果をつけます。
それを重なり合わせて奥行きや立体感を表現。
マンガ世代である
学生たちの描く絵を見ていると、何でも輪郭で閉じてしまって、塗り絵をしてしまう傾向が非常に多く見られる。
この方法を使うと、形の成り立ちの理解につながります。
小さな塊が集まって、雲の形が表現されているということが、これで良く分かります。
地面も、地平線を一本横に引いてしまって、壁のように一色に塗ってしまう。
これじゃ、奥行きや遠近感を感じさせることが出来ない。
地面も多層の表現を応用すれば、奥行きや遠近を表現できます。
こんなパーツを使っているんだよ。
樹木もこのとおりです。
木の全部を綿菓子のように描いてしまう人が多いけど、これなら立体的でしょ。
(綿菓子なら、まだ膨らみを感じさせるけど、うちわのような木を描いてしまうのってあるじゃないですか)
微妙にタッチが不ぞろいなのも、自然な感じでいいね。
実習「アニメ背景」は、空や樹木や山、草など、色々なものを組み合わせての背景画描写の段階に進みました。

背景を
担当している川端先生。提出された課題の採点です。

絵の具で描かせる前に、切り紙を使ってこんなことをさせていました。
どんな工夫だか分かります?

切り抜いた楕円の
中に色鉛筆で陰の描写を行い、レリーフのような効果をつけます。
それを重なり合わせて奥行きや立体感を表現。

マンガ世代である
学生たちの描く絵を見ていると、何でも輪郭で閉じてしまって、塗り絵をしてしまう傾向が非常に多く見られる。
この方法を使うと、形の成り立ちの理解につながります。
小さな塊が集まって、雲の形が表現されているということが、これで良く分かります。
地面も、地平線を一本横に引いてしまって、壁のように一色に塗ってしまう。
これじゃ、奥行きや遠近感を感じさせることが出来ない。
地面も多層の表現を応用すれば、奥行きや遠近を表現できます。

こんなパーツを使っているんだよ。

樹木もこのとおりです。
木の全部を綿菓子のように描いてしまう人が多いけど、これなら立体的でしょ。
(綿菓子なら、まだ膨らみを感じさせるけど、うちわのような木を描いてしまうのってあるじゃないですか)

微妙にタッチが不ぞろいなのも、自然な感じでいいね。


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