キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校で一昨年前40周年を迎えたアニメーション学科の学生たちの授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍を主に更新しておりますが、その役割はODCのホームページに任せて、ここのところは、プライベートなことをつぶやいています。
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7月23日限定の
夏の体験入学講座「パースやアングルで学ぶキャラクターデッサン講座!」の様子です。
透視図法の基本を学べる講座です。グリッド付きの舞台を使って、LEGOやフィギュアを並べて、カメラで映した映像を使いながら、アングルやアイレベルの変化を臨場感をもって実感することが出来る新登場の講座です。
キャラクターデザインを
学ぶ学生たちの、キャラクターの造形に対する意識は、大きく二つに分かれます。
ひとつは、二次元のイメージを大切にした記号化された図案に近いビジュアルの世界。ファンシーなキャラクターはそれらの系統におおかた属します。
かたやもうひとつは、三次元もしくは三次元の空間を模した世界で活躍するキャラクターたち。3Dのゲームの世界はまさしくそれで、現在見る多くのアニメーションのキャラクターたちもそれらの類に含めて差し支えないでしょう。
今回のこの講座は
ふたつめの、3Dを意識した画面やその世界に登場するキャラクターたちをスケッチしたりデッサンするときに役に立つレクチャーと実習が用意された講座です。
モノを立体的に
見せる方法はいくつかありますが、陰影をつけて立体的に見せる方法は一般的でみなさんご存知。
光とカゲを意識して、描写する方法です。
ある方向から光をあてると、物体には必ずその反対側、光がとどかない部分に陰(shade)ができますね。
そして物体が置かれているのが地面やテーブルなら、そこにその物体の影(shadow)も映ります。
※影の、そのフォルムのことをシルエット(silhouette)といい、フランス語です。
描写の表現方法以外の
形で表現する技法として、透視図法(perspective)があります。
パースと呼ばれるテクニックです。
奥行きのある物体や風景のものの見え方を画面にうつし換えて表現する場合のルールを系統立てたもので、現在のマンガ表現やアニメの画面作りには欠かすことのできない技法です。
作画の世界では当たり前ですが、簡単には習得できない難しいテクニックです。
在校生たちも
「斜めの線をいっぱい引くやつ」って答えたりしますが、簡単には答えられません。
そんな
ややこしいテクニックですが、講座では、デッサン(観察)の切り口から透視図法に迫り、キャラクターのスケッチや風景画を簡単に描けることができるように授業されます。
消失点 (vanishing point) を
切り口で学んでも、なかなか理解にとどかない透視図法の世界ですが、観察・アイレベルから入れば、実感を持って理解することが可能です。
そんな、おもしろくてためになる講座です。
残念ながら
この日だけのお試し講座でしたが、受講してくれた女子が「ためになった」「勉強になった」って感動してくれたので、9月の体験入学講座にも、再登場させます!
お楽しみに。
受講の希望者が
あまり集まらなかった「パースやアングルで学ぶキャラクターデッサン講座!」ですが、学生たちにアンケートを採ったら、パースやアングル、透視図法にピンと来ないとういう反応が多かった。
遠近法という言葉の方が通りが良かったのでしょうか?
キャラクターのデッサンにも「遠近法が大切」ということも、ちょっと伝わらなかったのかも。
夏の体験入学講座「パースやアングルで学ぶキャラクターデッサン講座!」の様子です。
透視図法の基本を学べる講座です。グリッド付きの舞台を使って、LEGOやフィギュアを並べて、カメラで映した映像を使いながら、アングルやアイレベルの変化を臨場感をもって実感することが出来る新登場の講座です。

キャラクターデザインを
学ぶ学生たちの、キャラクターの造形に対する意識は、大きく二つに分かれます。
ひとつは、二次元のイメージを大切にした記号化された図案に近いビジュアルの世界。ファンシーなキャラクターはそれらの系統におおかた属します。
かたやもうひとつは、三次元もしくは三次元の空間を模した世界で活躍するキャラクターたち。3Dのゲームの世界はまさしくそれで、現在見る多くのアニメーションのキャラクターたちもそれらの類に含めて差し支えないでしょう。
今回のこの講座は
ふたつめの、3Dを意識した画面やその世界に登場するキャラクターたちをスケッチしたりデッサンするときに役に立つレクチャーと実習が用意された講座です。

モノを立体的に
見せる方法はいくつかありますが、陰影をつけて立体的に見せる方法は一般的でみなさんご存知。
光とカゲを意識して、描写する方法です。
ある方向から光をあてると、物体には必ずその反対側、光がとどかない部分に陰(shade)ができますね。
そして物体が置かれているのが地面やテーブルなら、そこにその物体の影(shadow)も映ります。
※影の、そのフォルムのことをシルエット(silhouette)といい、フランス語です。
描写の表現方法以外の

パースと呼ばれるテクニックです。
奥行きのある物体や風景のものの見え方を画面にうつし換えて表現する場合のルールを系統立てたもので、現在のマンガ表現やアニメの画面作りには欠かすことのできない技法です。
作画の世界では当たり前ですが、簡単には習得できない難しいテクニックです。
在校生たちも
「斜めの線をいっぱい引くやつ」って答えたりしますが、簡単には答えられません。
そんな
ややこしいテクニックですが、講座では、デッサン(観察)の切り口から透視図法に迫り、キャラクターのスケッチや風景画を簡単に描けることができるように授業されます。

消失点 (vanishing point) を
切り口で学んでも、なかなか理解にとどかない透視図法の世界ですが、観察・アイレベルから入れば、実感を持って理解することが可能です。
そんな、おもしろくてためになる講座です。
残念ながら
この日だけのお試し講座でしたが、受講してくれた女子が「ためになった」「勉強になった」って感動してくれたので、9月の体験入学講座にも、再登場させます!
お楽しみに。

受講の希望者が
あまり集まらなかった「パースやアングルで学ぶキャラクターデッサン講座!」ですが、学生たちにアンケートを採ったら、パースやアングル、透視図法にピンと来ないとういう反応が多かった。
遠近法という言葉の方が通りが良かったのでしょうか?
キャラクターのデッサンにも「遠近法が大切」ということも、ちょっと伝わらなかったのかも。
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