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フィギュア撮影実習

キャラクターデザインの
2年生たちが、スタジオ撮影の基本である、三灯照明についてレクチャーを受けて、アニメーションの撮影室で撮影実習を行った。

一灯照明 二灯照明 三灯照明

人形やフィギュアを
立体的に見せるためには、照明をあてて、陰影をつければ立体感が表現されるのだが、かわいくてファンシーな造形には、黒い影って可愛いイメージを損なって、物を不健康な暗いイメージに見せてしまう。立体感を表現するために、陰影を描写すれば良いというわけではないんだネ。
陰影を和らげるために、ライトの前にトレーシングペーパーをかけたり、キーライトの反対側にフィルライトをセッティングして、キーライトの影を弱める工夫を行なう。
さらに、背景との空間差を強調させるために、三つめのライト、タッチライト(バックライト)をセッティングする。
このように、三つの照明光源を使って、立体感と奥行きを演出するライティングが三灯照明だ。

キーライトのみの照明だとこんなイメージ
キーライトのみ 
トレペがかかったライティングだが、それでも、影が強く出て怖い感じ。
背景が黒なので、よけいに不気味。
今回の実習で、なぜ、黒バックを採用したのかといえば、画面左に置いた黒色の鞄が、ライティングの違いでどのように写るのか見比べてほしいため。

キーライト+フィルライトのイメージ
キーライトにフィルライトを足した 
向かって右側に出ていた陰影が弱まった。
キーライトとフィルライトの明るさに強弱をつけたので、イメージが平板にならないようになっている。
もちろんキーライト(この画面では左側からの照明)が強め。

三つめのタッチライトを使用
タッチライトを足した
プーさんの、手前に大きく飛び出した鼻の輪郭に、ハイライトがついて、鼻の立体感が強調された。
このように、手前に飛び出した立体は正面からのアングルでとらえると、もののかたちが分かりにくくなってしまう。頬の色と鼻の色が同じ黄色なので、さらに分かりにくくなってしまう。
だけど、タッチライトによって出来たハイライトがあると、区別がついて見える。
耳の輪郭にも、タッチがついて、背景との区別が強調された。
プーさんが抱いている筒のてっぺんも、くっきりと分かりやすくなった。
背景と同じ黒色の鞄の紐も、鞄の口の部分も、タッチがついて見えてきた。

照明器具を使って
撮影することは、学生たちには簡単にできることではないので、普段、撮影する時にはどうすれば良いか指導。
白いレフ板を利用すれば、バウンズ効果でフィルライトを使ったときと似たライティングが可能。
ごらんのように、白い紙で充分レフ版の効果を作ることが可能です。

レフ版1 レフ版2 レフ版3
撮影実習

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  • 2013-04-25
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プロフィール

大阪で、アニメーションの仕事に関わり、現在は、大阪デザイナー専門学校(旧称・大阪デザイナー学院)で、アニメーション学科とキャラクターデザイン学科の1年生2年生の担任をしています、森宏樹です。 手技や映像に関する授業を担当し、描いたり作ったりの指導をしています。

MORI Hiroki

Author:MORI Hiroki
たった15秒や30秒のコマーシャルが、大きな映画にも負けない感動を与えてくれる。
カメラマン宮川一夫が撮影した「トリスウィスキー」の作品は、大好きなCFのひとつ。

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