キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校で一昨年前40周年を迎えたアニメーション学科の学生たちの授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍を主に更新しておりますが、その役割はODCのホームページに任せて、ここのところは、プライベートなことをつぶやいています。
Entries
プレスクールの
「クリエーターのための発想と表現・グループワークを通してデザイナーに必要な知識とスキルを習得」講座をマンガ学科の藤田雄輝先生と担当。
いろんな学科の混成チームを3チームに分けて、ブレインストーミング。
ブレインストーミング(brainstorming)は
数名程度の小グループによるにアイデア発想法のひとつで、会議の参加メンバー各自が自由奔放にアイデアを出し合い、互いの発想の異質さを利用して、連想を行うことによって、さらに多数のアイデアを生み出そうという集団思考法・発想法のことである。
米国の広告代理店BBDO(現BBDO Worldwide Inc.)の副社長だったアレックス・F・オズボーン(Alexander Faickney Osborn)が1940年頃に考案したもの。
省略して、「ブレスト」「BS」などともいう。
オズボーンってこんな人。
在校生スタッフとして入ってくれたイラストレーション学科の中口さんが描いてくれたオズボーン氏。
ブレストのメンバーは今回のように、いろんな立場の混成チームが有効。
ただし、役職の上下が、闊達な意見の出し合いの妨げにならないよう注意が必要。
行う際には次のような4つのルールがある。
【批判厳禁】他人の出したアイデアに対する批判や判断、意見は排除する。
【自由奔放】非現実的アイデア、つまらないアイデア、見当違いなアイデアを歓迎する。
【質より量】アイデアの優秀さよりも数の多さを求める。アイデアは多いほどよい。
【改善結合】他人のアイデアを修正、改善、発展させて発言してもかまわない。結合・組み合わせたアイデアも歓迎する。
何よりも、否定的に、ネガティブにならないよう、「火星人に靴の文化を!」のエピソードを例えを、この日の共通テーマとして受講してもらった。
受講生の皆さん、集合しました!
最初は、緊張をほぐしてもらうため、自己紹介と一緒に、共通の好きなものを発言してもらって、そこからチーム名も決めました。
◎布団チーム
◎ジャンプチーム
◎冬チーム
それぞれのチームに、「わくわくする」「ドキドキする」「ホッとする」というキーワードを提供して、どんなときにそうなるか、何にそう感じるか、書き出してもらった。
短い時間にどのチームも40、50といった数の、アイデア・ひらめきを付箋に書き出してくれました。
アイデア、ひらめきは、非現実的なものでもかまわないんだよ。そのアイデアに触発されて、もっとアイデアが出てくるのがブレインストーミングの良いところなんだから。
最初は
お行儀良く話し合っていたチームも…
ほらっ、全員立ち上がってブレストし始めた。
出された意見は。カテゴリーに分類し、整理しました。
最後に
課題である、メインテーマを発表しました。
「実は、ホッとする、ワクワクする、ドキドキするを考えるのが、今日のメインテーマではないんだよ。今から発表するモノと、みんなが書き出した言葉をドッキングさせて、新商品を開発してほしい」
つまり
本日のプレスクールでは、メインテーマを知らさないでブレインストーミングする、ゴードン法といった、話し合いのスタイルをとったのです。
その意図はというと…。
例えば、「本日は、我が社の新商品の洗剤のコマーシャルの企画を考えます。皆さん、素敵なアイデアを出してください」なんて、最初に目的を全て伝えて話し合いを始めてしまうと、全員、洗剤という先入観から脱出できずにアイデアを出すことになる。
でも、「清潔」だとか、「真っ白」だとか、「消臭」というキーワードだけでブレストし始めると、洗剤とは全く違う切り口や視点の発想で、思いもかけない発想がとび出してくるかもしれないじゃないですか!
これが、ゴードン法のねらいなんです。
タイトな
時間の中でのグループワークでしたが、最後は、一人ひとりに、考えた新商品のアイデアをプレゼンしてもらいました。
本日、プレスクールに
参加したメンバーは、講座前に、AO入学の面接を受け、忙しく、大変な半日でしたが、にもかかわらず、みんな頑張って課題に取り組んでくれました。
最後は、みんなの前で発表するなんて、まさかの体験だったかもしれませんが、アンケートを読ませていただくと「良い体験が出来た」「勉強になった」といったように、ポジティブにとらえてくれた人ばかりだったので、講座の最初に伝えたことが実行できて、わたしも最初は、ドキドキのハラハラでしたが、本当に良かったとホッとしました。
ブログに、お礼のコメントをつけてくれたグラフィックデザイン学科入学希望の女の子もいて、とても嬉しい思いです。
今日のことを振り返ってもらって、クリエイティブワークに、役立てていただけることを期待いたします。
第2回。3回のプレスクールに参加して、入学前の学習準備の室を高めて、業界デビューに一歩一歩近づいていただければ幸いです。
皆さんお疲れさまでした。
「クリエーターのための発想と表現・グループワークを通してデザイナーに必要な知識とスキルを習得」講座をマンガ学科の藤田雄輝先生と担当。


いろんな学科の混成チームを3チームに分けて、ブレインストーミング。
ブレインストーミング(brainstorming)は
数名程度の小グループによるにアイデア発想法のひとつで、会議の参加メンバー各自が自由奔放にアイデアを出し合い、互いの発想の異質さを利用して、連想を行うことによって、さらに多数のアイデアを生み出そうという集団思考法・発想法のことである。
米国の広告代理店BBDO(現BBDO Worldwide Inc.)の副社長だったアレックス・F・オズボーン(Alexander Faickney Osborn)が1940年頃に考案したもの。
省略して、「ブレスト」「BS」などともいう。
オズボーンってこんな人。

在校生スタッフとして入ってくれたイラストレーション学科の中口さんが描いてくれたオズボーン氏。

ブレストのメンバーは今回のように、いろんな立場の混成チームが有効。
ただし、役職の上下が、闊達な意見の出し合いの妨げにならないよう注意が必要。
行う際には次のような4つのルールがある。
【批判厳禁】他人の出したアイデアに対する批判や判断、意見は排除する。
【自由奔放】非現実的アイデア、つまらないアイデア、見当違いなアイデアを歓迎する。
【質より量】アイデアの優秀さよりも数の多さを求める。アイデアは多いほどよい。
【改善結合】他人のアイデアを修正、改善、発展させて発言してもかまわない。結合・組み合わせたアイデアも歓迎する。
何よりも、否定的に、ネガティブにならないよう、「火星人に靴の文化を!」のエピソードを例えを、この日の共通テーマとして受講してもらった。
受講生の皆さん、集合しました!
最初は、緊張をほぐしてもらうため、自己紹介と一緒に、共通の好きなものを発言してもらって、そこからチーム名も決めました。
◎布団チーム
◎ジャンプチーム
◎冬チーム



それぞれのチームに、「わくわくする」「ドキドキする」「ホッとする」というキーワードを提供して、どんなときにそうなるか、何にそう感じるか、書き出してもらった。
短い時間にどのチームも40、50といった数の、アイデア・ひらめきを付箋に書き出してくれました。
アイデア、ひらめきは、非現実的なものでもかまわないんだよ。そのアイデアに触発されて、もっとアイデアが出てくるのがブレインストーミングの良いところなんだから。
最初は
お行儀良く話し合っていたチームも…

ほらっ、全員立ち上がってブレストし始めた。

出された意見は。カテゴリーに分類し、整理しました。
最後に
課題である、メインテーマを発表しました。
「実は、ホッとする、ワクワクする、ドキドキするを考えるのが、今日のメインテーマではないんだよ。今から発表するモノと、みんなが書き出した言葉をドッキングさせて、新商品を開発してほしい」
つまり
本日のプレスクールでは、メインテーマを知らさないでブレインストーミングする、ゴードン法といった、話し合いのスタイルをとったのです。
その意図はというと…。
例えば、「本日は、我が社の新商品の洗剤のコマーシャルの企画を考えます。皆さん、素敵なアイデアを出してください」なんて、最初に目的を全て伝えて話し合いを始めてしまうと、全員、洗剤という先入観から脱出できずにアイデアを出すことになる。
でも、「清潔」だとか、「真っ白」だとか、「消臭」というキーワードだけでブレストし始めると、洗剤とは全く違う切り口や視点の発想で、思いもかけない発想がとび出してくるかもしれないじゃないですか!
これが、ゴードン法のねらいなんです。


タイトな
時間の中でのグループワークでしたが、最後は、一人ひとりに、考えた新商品のアイデアをプレゼンしてもらいました。





本日、プレスクールに
参加したメンバーは、講座前に、AO入学の面接を受け、忙しく、大変な半日でしたが、にもかかわらず、みんな頑張って課題に取り組んでくれました。
最後は、みんなの前で発表するなんて、まさかの体験だったかもしれませんが、アンケートを読ませていただくと「良い体験が出来た」「勉強になった」といったように、ポジティブにとらえてくれた人ばかりだったので、講座の最初に伝えたことが実行できて、わたしも最初は、ドキドキのハラハラでしたが、本当に良かったとホッとしました。
ブログに、お礼のコメントをつけてくれたグラフィックデザイン学科入学希望の女の子もいて、とても嬉しい思いです。
今日のことを振り返ってもらって、クリエイティブワークに、役立てていただけることを期待いたします。
第2回。3回のプレスクールに参加して、入学前の学習準備の室を高めて、業界デビューに一歩一歩近づいていただければ幸いです。
皆さんお疲れさまでした。

スポンサーサイト
1件のコメント
コメントの投稿
0件のトラックバック
- トラックバックURL
- http://odcanime.blog40.fc2.com/tb.php/1911-ce259505
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
[C351] 承認待ちコメント