キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校で一昨年前40周年を迎えたアニメーション学科の学生たちの授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍を主に更新しておりますが、その役割はODCのホームページに任せて、ここのところは、プライベートなことをつぶやいています。
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アニメーション映画「太陽をなくした日」が、38人の、日本在住の外国人の学生たちや、一般の方たちの前田(まえで)上映されました。
先週の木曜日、7月17日です。
吹田市立市民公益活動センター主催の平和をテーマとした活動は、前田稔監督の制作したアニメーションのテーマと合致。イベントのプログラムに選ばれたのです。
会場は、吹田市立平和祈念資料館の 映像コーナー。
ボランティアの李さんが、前田監督をエスコート。

前田監督、緊張しています。
でも、上映の前には
外国人の参加者方に、広島のお好み焼きを作って食べさせてあげていたんだよ。

作品については
上映後、活発な質問をもらい、作家として、海外の若者たちと大いに意見交換を行いました。
アニメーション映画「太陽をなくした日」
について、前田稔監督からのメッセージ。
「原爆投下前の広島は、どんな街だったのでしょうか?
そしてあの日、広島から何が消されたのでしょうか?
戦争は、人々から何を奪ってゆくのでしょうか?
大切なのはわかっていても、戦争と平和について考えるのは苦手!
そんなあなたにこそ出会ってほしい作品です」。(2002年制作)
アーティスト前田稔監督に、鑑賞した全員から寄せ書きが渡されました。

参加の皆さんは、鑑賞後、吹田市立平和祈念資料館を見学。
戦前・戦中の、日本人の生活や軍隊に関する資料、写真パネルの展示を見て回りました。

イベント後に
学校に立ち寄って、報告をしてくれた前田先生。

交流会では、外国人たちは、BON DANCEで盛り上がっていたんだって。ボンダンスとは、盆踊りのことです。
国内のいろんなところで行われている盆踊りですが、戦時中は遊興が禁止され、途絶えていたそうです。祭りの担い手である若者たちが徴兵され、失い、時流の中で実施されなくなったそうです。
戦争が終わって、平和がおとずれましたが、盆踊りの支え手であった共同体が消滅していました。
急速な復興と高度経済成長がありましたが、都市化の急速な進展は、古くからの季節行事を置いてきぼりにしてしまいました。ですが、自治体や団体が尽力し、盆踊りの復興があり、各地でよみがえったそうです。
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3件のコメント
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[T49] 吹田市立平和祈念資料館
そろそろローカル・ミュージアムも出さないと、「みゅーは、メジャー志向に流された」などと言われてもいけませんね。←大げさ
ということで今回は思いっきりローカルに、吹田市立平和祈念資料館をお送りします。
こんなとこ、誰も知らんやろなー…
阪急南千里駅前のビルの8階に、吹田市立平和祈念資料館があります。
このビルには図書館をはじめ、市の施設が複数入居しています。
訪問する前か...
- 2015-04-02
- 発信元 : ミュージアムに行きました。
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