キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校でアニメーションを学ぶ学生たちの、授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍をお知らせしています。
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新入生のデッサンです。
4/15 第1回授業
いつもは、鉄腕アトムを模写してもらっていましたが、今年は、新しい試み。『妖怪ウォッチ』のジバニャンを教材に使用。
キャラクターを模写してね。

アニメやキャラクターを
学びに入学してきた人たちは、普段から、キャラクターを模写することに、さほど抵抗を感じていません。
ひと筆で描くように、見た目のデッサンで、どんどん模写を描き進めていきます。
中には
こんな描き方で、描き始めた人も。

ジバニャンの見本の画面の中央に、タテヨコに線を引いてしまいました。
もっとたくさんの、タテヨコ線を引いた人もいます。

一度、こんなふうに、定規を使って線を引いて、下ごしらえをして描き始めるのって、手間ですけど、形の観察を正しく行うということを行おうと思えば、とても大切な行為ですね。

対象のプロポーションや
配置の関係などを、間違いなく理解するためには、グリッドと呼ばれる方眼を利用すれば、確実な観察が可能です。

このグリッドこそが
デッサンセットのなかに入っている、計り棒の役割なのです。

しかし
写真の模写や印刷されたキャラクターの模写ではなく、ご覧のような環境では、グリッドは使えません。
空中に、線は引けませんから。
そこで、計り棒の登場となるわけです。
ジバニャンの模写で
タテヨコに引いた線が、計り棒を使った観察の仕方と同じだということに気づくことが出来れば、正しく対象を観察することが可能となります。

対象をとらえる感覚を磨くためのデッサンの学習方法もあります。芸術系の学校で学ぶ表現に重きをおいた学習では、とても大切なことです。
それに対し、デザインのデッサンの最初の課題のテーマとしは、表現の前に、正しくものを観察して再現することができるかにチャレンジしてもらいます。プロポーションの確認、見た目に惑わされないバランスや物の配置について正しく理解することのトレーニングです。
人の目は、惑わされやすいのですから。

優秀なアスリートは体の動かし方や力の入れようなどをなぞることが出来ることに長けた人です。もちろん基礎体力や、運動の基礎能力があっての話しですが。
動きをなぞるというのは、運動神経ともいえます。
優秀なアニメーターやイラストレーターも、運動神経ならぬ、お絵かき神経、すなわち、絵を描く運動神経が長けていなければならないのでしょうね。お絵かき運動神経は、中学や高校時代の美術の授業ではさほど本格的に教わるものではありません。だから、みな、未開発で眠ったままな部分がいっぱいあるはずです。
その、未開発な部分を呼び覚ますのが、この、デッサンの授業でもあります。
やはり、デッサンという授業は、トレーニングの授業と言えます。

新入生の
最初のデッサンの授業。「どうだった?」と訊くと、「疲れた」という回答。
アスリートになるためには、運動神経が必要ですが、その前に基礎体力があってのはなしと書きました。デッサンも基礎体力あってのトレーニング。疲れるのは、頑張った証拠でしょう。

4/15 第1回授業
いつもは、鉄腕アトムを模写してもらっていましたが、今年は、新しい試み。『妖怪ウォッチ』のジバニャンを教材に使用。
キャラクターを模写してね。

アニメやキャラクターを
学びに入学してきた人たちは、普段から、キャラクターを模写することに、さほど抵抗を感じていません。
ひと筆で描くように、見た目のデッサンで、どんどん模写を描き進めていきます。
中には
こんな描き方で、描き始めた人も。

ジバニャンの見本の画面の中央に、タテヨコに線を引いてしまいました。
もっとたくさんの、タテヨコ線を引いた人もいます。

一度、こんなふうに、定規を使って線を引いて、下ごしらえをして描き始めるのって、手間ですけど、形の観察を正しく行うということを行おうと思えば、とても大切な行為ですね。

対象のプロポーションや
配置の関係などを、間違いなく理解するためには、グリッドと呼ばれる方眼を利用すれば、確実な観察が可能です。

このグリッドこそが
デッサンセットのなかに入っている、計り棒の役割なのです。

しかし
写真の模写や印刷されたキャラクターの模写ではなく、ご覧のような環境では、グリッドは使えません。
空中に、線は引けませんから。
そこで、計り棒の登場となるわけです。
ジバニャンの模写で
タテヨコに引いた線が、計り棒を使った観察の仕方と同じだということに気づくことが出来れば、正しく対象を観察することが可能となります。


対象をとらえる感覚を磨くためのデッサンの学習方法もあります。芸術系の学校で学ぶ表現に重きをおいた学習では、とても大切なことです。
それに対し、デザインのデッサンの最初の課題のテーマとしは、表現の前に、正しくものを観察して再現することができるかにチャレンジしてもらいます。プロポーションの確認、見た目に惑わされないバランスや物の配置について正しく理解することのトレーニングです。
人の目は、惑わされやすいのですから。


動きをなぞるというのは、運動神経ともいえます。
優秀なアニメーターやイラストレーターも、運動神経ならぬ、お絵かき神経、すなわち、絵を描く運動神経が長けていなければならないのでしょうね。お絵かき運動神経は、中学や高校時代の美術の授業ではさほど本格的に教わるものではありません。だから、みな、未開発で眠ったままな部分がいっぱいあるはずです。
その、未開発な部分を呼び覚ますのが、この、デッサンの授業でもあります。
やはり、デッサンという授業は、トレーニングの授業と言えます。

新入生の
最初のデッサンの授業。「どうだった?」と訊くと、「疲れた」という回答。
アスリートになるためには、運動神経が必要ですが、その前に基礎体力があってのはなしと書きました。デッサンも基礎体力あってのトレーニング。疲れるのは、頑張った証拠でしょう。


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