キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校で一昨年前40周年を迎えたアニメーション学科の学生たちの授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍を主に更新しておりますが、その役割はODCのホームページに任せて、ここのところは、プライベートなことをつぶやいています。
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キャリアデザインウィークの
中日に設定された秋のピクニックは、吹田市千里の万博記念公園で、一日を過ごしました。

集合は、中央橋の南側周辺。

団体入場後、太陽の塔をバックに集合写真。
1年生たちは
国立民族学博物館見学に移動。
自然文化園を北上し、日本庭園前ゲートあたりまで進みます。大阪日本民芸館や日本庭園への表示に従って、一度、自然文化園から出るかたちになります。今回は、ODC団体割引入場で見学に来ているので、その旨を伝えれば、チケットの提示はなくても出入り可能になっています。

通称「みんぱく」。
日本の文化人類学と民俗学の研究拠点で、博物館内には、大阪万博を機に収集された、世界中の諸民族が生み出した、1万点からなる造形物や生活用具が公開されています。
企画展や
特別展等で、写真撮影不可のエリアもあるが、基本的に、展示物を撮影してもかまわないようだ。
とにかく
広くて大きい!

そして、量が多い!

むき出しの展示なので
さまざまなアングルで観賞することが出来る。
(ほとんどの展示物は触ってはいけない案内が表示されているが、中には、触感を体験してほしい趣向でしょうか、触っても良い展示物もあった)

コンゴ共和国のソンゲ民族の仮面。派手な造形が雄の仮面。左側は雌の仮面。
メキシコの
木材から彫りだして独特の彩色をほどこした動物彫刻。
アレブリヘ(alebrije)といいます。
シシ神のようで笑ってしまった。
形も面白いが、色彩が素晴らしい。
ユーモアがある。
展示エリアは
大陸・地域ごとに分けられていて、順路の総距離は5kmにもおよぶ、巨大な博物館です。

ひとつひとつを眺めて、目の前に現れる展示物にリアクションを返していたら、1日じゃまわりきれないでしょう。

日本のものとは、ちょっと違う。インドの仏像。
仏教の発祥は
インドですが、昔のままであるだけでなく、宗教のあり方も他の地域からの影響を受けて、ハイブリッドになってきている。
DVDアニメーションソフトだ。

2014年の収集展示ということは、博物館の中の展示物は、展示しっぱなしということではないのだ。
凄い!
衛星アンテナや
ソーラパネルも、1970年代にはなかった。

これ、モンゴルの遊牧民の住居「ゲル」ですって。

白鳳や
日馬冨士、鶴竜、旭天鵬の活躍を、家庭で観てるわけなんだ。
日本で言うところのお茶の間で。
技術は
モンゴルの草原まで進出していて、遊牧民は馬に乗って走りまわる部族ではなくなってしまうのでしょうか?
常識が変わっていくようで恐ろしい。
中国のメーカーのアンテナのようだ。





モンゴルの
女性の衣装。頭にはクジャクの羽根が飾られている。
モンゴルにクジャクはピンと来ない。クジャクがいるいないは分からないが、クジャクの羽根は手に入るのだろう。


エスキモーとしろくま。

アイヌ。

アイヌの住居。
材木は、くぎを打たずに、紐で縛っている。
組むというよりも、縛り付けている。
先日、学生たちのレクチャーした、木造軸組構法とは違っている。

梁はあるのだ。


模様も面白い。
シンメトリーにデザインされている。

前掛け。

脚絆。

みんぱくは
そういった展示だけでなく、図書室があったり、ビデオテークブースで映像を見ることも出来る。

音声は
背もたれの左右にスピーカーがついている。

操作は簡単。
タッチパネルで、自分にも出来たので、誰にでも操作できると思う。
遠慮してか、ずっと座っていなければならないと決めつけてしまっているのか、利用者は少ない。
ひとつのプログラムはせいぜい10分程度のものがほとんど。(中には100分を超えるものもあるが)。早送りも出来るし、一時停止も可能。
「すしの起源と変遷」というプログラムを見てみた。


琵琶湖のフナ寿司の起源を東南アジアにさぐり、すしの歴史をたどる番組です。
お腹が減ったので
カレーライスを食べた。せっかく、みんぱくに来たので、タイのカレーにした。
マッサマンカレー。

館内は
レストラン以外での飲食は厳禁ですが、近いの休憩所や前庭では、お弁当を食べることが出来ます。

日本の文字「かなの誕生」
「かな文字」と「漢字」を併用した漢字かなまじり文。日本語独特の表現法の成立をさぐる。
語順の類型「語順から見た世界の中の日本語」
世界の言語の類型を、例文を用いてやさしく解説。世界における日本語の位置づけを示す。
「文楽の太夫」
文楽は、日本を代表する人形芝居。その語り手をつとめる太夫の芸をえがく。

建築史家・大阪市立大学准教授・倉方俊輔氏曰く
「戦前から関係者の悲願だった民族学博物館が、東京ではなく大阪で実現するに至ったきっかけは、岡本太郎がチーフプロデューサーに就任した大阪万博テーマ館の展示で世界各地の民俗資料を収集し、用いたことだった。同館は今日も世界文化と未来への志向、そして生命の賛歌を、太陽の塔とともに歌っている。」
黒川紀章氏が
設計した建物は、国立文楽劇場(1983年)、広島市現代美術館(1989年)、大阪府立国際会議場(2000年)、ソニータワー(1976年 現存せず)。これら、私自身が目の当りにした建物。それから、1979年(昭和54年)に開業した日本初のカプセルホテルを設計した。
博物館であり、研究所である本館は、収蔵庫も多く必要で、展示物が増え続けるとなると、設計にも固定的な従来の博物館とは違う、特別な配慮が必要だ。黒川紀章は持論である「メタボリズム」という建築思想で、これに応えた。「メタボリズム」とは英語で「新陳代謝」の意味。生命に関連する単語である。建築の一部を交換可能にすることで、都市の中で生き続ける建築を目指した。戦前から関係者の悲願だった民族学博物館が、東京ではなく大阪で実現するに至ったきっかけは、岡本太郎がチーフプロデューサーに就任した大阪万博テーマ館の展示で世界各地の民俗資料を収集し、用いたことだった。同館は今日も世界文化と未来への志向、そして生命の賛歌を、太陽の塔とともに歌っている。(2016.8.7 産経WEST記事)

中日に設定された秋のピクニックは、吹田市千里の万博記念公園で、一日を過ごしました。

集合は、中央橋の南側周辺。

団体入場後、太陽の塔をバックに集合写真。
1年生たちは
国立民族学博物館見学に移動。
自然文化園を北上し、日本庭園前ゲートあたりまで進みます。大阪日本民芸館や日本庭園への表示に従って、一度、自然文化園から出るかたちになります。今回は、ODC団体割引入場で見学に来ているので、その旨を伝えれば、チケットの提示はなくても出入り可能になっています。


通称「みんぱく」。
日本の文化人類学と民俗学の研究拠点で、博物館内には、大阪万博を機に収集された、世界中の諸民族が生み出した、1万点からなる造形物や生活用具が公開されています。

特別展等で、写真撮影不可のエリアもあるが、基本的に、展示物を撮影してもかまわないようだ。
とにかく
広くて大きい!

そして、量が多い!


むき出しの展示なので
さまざまなアングルで観賞することが出来る。
(ほとんどの展示物は触ってはいけない案内が表示されているが、中には、触感を体験してほしい趣向でしょうか、触っても良い展示物もあった)



コンゴ共和国のソンゲ民族の仮面。派手な造形が雄の仮面。左側は雌の仮面。
メキシコの
木材から彫りだして独特の彩色をほどこした動物彫刻。
アレブリヘ(alebrije)といいます。
シシ神のようで笑ってしまった。

形も面白いが、色彩が素晴らしい。

ユーモアがある。




展示エリアは
大陸・地域ごとに分けられていて、順路の総距離は5kmにもおよぶ、巨大な博物館です。



ひとつひとつを眺めて、目の前に現れる展示物にリアクションを返していたら、1日じゃまわりきれないでしょう。



日本のものとは、ちょっと違う。インドの仏像。
仏教の発祥は
インドですが、昔のままであるだけでなく、宗教のあり方も他の地域からの影響を受けて、ハイブリッドになってきている。
DVDアニメーションソフトだ。

2014年の収集展示ということは、博物館の中の展示物は、展示しっぱなしということではないのだ。
凄い!
衛星アンテナや
ソーラパネルも、1970年代にはなかった。

これ、モンゴルの遊牧民の住居「ゲル」ですって。

白鳳や
日馬冨士、鶴竜、旭天鵬の活躍を、家庭で観てるわけなんだ。
日本で言うところのお茶の間で。
技術は
モンゴルの草原まで進出していて、遊牧民は馬に乗って走りまわる部族ではなくなってしまうのでしょうか?
常識が変わっていくようで恐ろしい。
中国のメーカーのアンテナのようだ。





モンゴルの
女性の衣装。頭にはクジャクの羽根が飾られている。
モンゴルにクジャクはピンと来ない。クジャクがいるいないは分からないが、クジャクの羽根は手に入るのだろう。



エスキモーとしろくま。


アイヌ。


材木は、くぎを打たずに、紐で縛っている。

先日、学生たちのレクチャーした、木造軸組構法とは違っている。

梁はあるのだ。



模様も面白い。
シンメトリーにデザインされている。


前掛け。


脚絆。

みんぱくは
そういった展示だけでなく、図書室があったり、ビデオテークブースで映像を見ることも出来る。

音声は
背もたれの左右にスピーカーがついている。

操作は簡単。
タッチパネルで、自分にも出来たので、誰にでも操作できると思う。
遠慮してか、ずっと座っていなければならないと決めつけてしまっているのか、利用者は少ない。
ひとつのプログラムはせいぜい10分程度のものがほとんど。(中には100分を超えるものもあるが)。早送りも出来るし、一時停止も可能。
「すしの起源と変遷」というプログラムを見てみた。



琵琶湖のフナ寿司の起源を東南アジアにさぐり、すしの歴史をたどる番組です。
お腹が減ったので
カレーライスを食べた。せっかく、みんぱくに来たので、タイのカレーにした。
マッサマンカレー。

館内は
レストラン以外での飲食は厳禁ですが、近いの休憩所や前庭では、お弁当を食べることが出来ます。


「かな文字」と「漢字」を併用した漢字かなまじり文。日本語独特の表現法の成立をさぐる。
語順の類型「語順から見た世界の中の日本語」
世界の言語の類型を、例文を用いてやさしく解説。世界における日本語の位置づけを示す。
「文楽の太夫」
文楽は、日本を代表する人形芝居。その語り手をつとめる太夫の芸をえがく。

建築史家・大阪市立大学准教授・倉方俊輔氏曰く
「戦前から関係者の悲願だった民族学博物館が、東京ではなく大阪で実現するに至ったきっかけは、岡本太郎がチーフプロデューサーに就任した大阪万博テーマ館の展示で世界各地の民俗資料を収集し、用いたことだった。同館は今日も世界文化と未来への志向、そして生命の賛歌を、太陽の塔とともに歌っている。」
黒川紀章氏が
設計した建物は、国立文楽劇場(1983年)、広島市現代美術館(1989年)、大阪府立国際会議場(2000年)、ソニータワー(1976年 現存せず)。これら、私自身が目の当りにした建物。それから、1979年(昭和54年)に開業した日本初のカプセルホテルを設計した。
博物館であり、研究所である本館は、収蔵庫も多く必要で、展示物が増え続けるとなると、設計にも固定的な従来の博物館とは違う、特別な配慮が必要だ。黒川紀章は持論である「メタボリズム」という建築思想で、これに応えた。「メタボリズム」とは英語で「新陳代謝」の意味。生命に関連する単語である。建築の一部を交換可能にすることで、都市の中で生き続ける建築を目指した。戦前から関係者の悲願だった民族学博物館が、東京ではなく大阪で実現するに至ったきっかけは、岡本太郎がチーフプロデューサーに就任した大阪万博テーマ館の展示で世界各地の民俗資料を収集し、用いたことだった。同館は今日も世界文化と未来への志向、そして生命の賛歌を、太陽の塔とともに歌っている。(2016.8.7 産経WEST記事)

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