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アニメーションと色彩【1】

教材で
TVアニメ「ジャングル大帝」(1965年)第一話を使用。
本格的なカラーテレビアニメシリーズが始まったアニメ番組だ。

ジャングル大帝タイトル1

toshibaカラー放送は
1956年に実験的に始めていますが、まだ、カラーテレビは商品化されていません。
1960年から本放送を開始しますが、カラーの番組は少なく、外国のカラー映画、スポーツ中継、短時間の教養番組が中心で、番組は1日1時間程度の放送でした。(NHKアーカイブ資料参考)

しばらくの間は
新聞のテレビ番組欄には、カラー放送番組なのかそうではないのか、表示分けのマークが記された。
テレビの画面にも、カラー放送の番組放送中は「カラー」の表示が映された。

terevi

家庭への
カラーテレビ受像機の普及は、1964年東京オリンピックがきっかけで、東芝やナショナルといったメーカーが生産を増やしていくが、高嶺の花の商品だった。
高度成長期に乗り、クーラーや自動車(car)と共に「3C」「新・三種の神器」として扱われ、普及率は、1973年(昭和48年)になって、白黒テレビをやっと上回った。
2011年の地デジ開始のように、一斉にカラー化したわけではないのだ。

お茶の間で「ジャングル大帝」をカラーで見ていた家庭は、決して多くはなかったということ。

「ウルトラマン」(1966年~1967年)も、家では白黒テレビだった。

ということは
制作側は、カラー放送用に作らなければならなかったのと同時に、白黒の受像機で見たとしても楽しんで見てもらえるものに仕上げなければならなかった。

当時の
作り手たちの苦労は、実際に現場で制作にかかわっていた恩師・伊牟田修平先生から、学生時代に授業で聞き感動した。

キャラクターの色彩も、背景の色彩も、全色カラーチップを作り、「有彩色が白黒テレビのブラウン管に映し出されたときに、どんな見え方になるのか」、撮影してフィルムチェックをして、画面映りのデータをとり、確認しているのだ。

これは1年生が
モノクロコピーを行って、画面とイメージが全く違い、びっくりしたしまった色彩。

huna1 huna2

色相が違っていても、明度が同じだと、こんな風に見えてしまうということです。

漫画家・手塚治虫は
ほとんどが白黒の仕事であったわけだから、「ジャングル大帝」のカラーでの制作は楽しかったのではないでしょうか。
ディズニーにあこがれていた彼の念願だったにちがいない。
テレビアニメ初めてのカラー放送を意識していただろうことが、様々な画面の色彩を見て感じられる。

真っ赤な空、海。

黄色い台地、空。

青い影。

大帝1 大帝2 大帝4 大帝3 大帝5

現在のアニメーションは
実写のように、現実のように、写真のように描いていくスタイルがアニメ風。
リアリティのある臨場感を大切にしている演出が主流。
Photoshopで描いていくことが一般的になってきていることや、実際に存在する街や地域が物語の舞台になっているアニメが増えてきていることも、リアルに描写される理由のひとつではないだろうか。

こちらは
昭和なイメージで作られた画面の「おそ松さん」。
もちろん昔の「おそ松くん」よりはるかに現代的なタッチで仕上がっているが。

背景の本棚の書籍の背表紙は、現在のアニメの中では、思い切った漫画的な処理で描かれている。

おそ松さん

それでも、鉄腕アトムからずっとテレビアニメを見続けている世代から見ると、かなり今ふうのスタイルで描かれている。
昭和のアニメーション、セルで作成していたころって、もっと簡単な描写で書かれていた。
それこそ、棚の中野書籍は全部同じ大きさ、色彩だとかで描かれていても平気。

現在の背景はこんな描写が一般的。

現在 ななめ

昭和のアニメの代表「サザエさん」であっても、平成スタイルの画面だとこんな感じ。

さざえさん サザエサン本屋

カッコいいけど
描き過ぎって感じもしないではない。

作品のキャラクターデザインにもよるのですが、美術背景のスタイルによって作品のイメージや品格が決定することはことは確か。

画面の隅々まで丁寧に描いて詰め込んだ画面がいいのか、シンプルに整理された画面が良いのか、これからの背景や美術のスタイルは、どのようになって行くでしょうか?


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プロフィール

大阪で、アニメーションの仕事に関わり、現在は、大阪デザイナー専門学校(旧称・大阪デザイナー学院)で、アニメーション学科とキャラクターデザイン学科の1年生2年生の担任をしています、森宏樹です。 手技や映像に関する授業を担当し、描いたり作ったりの指導をしています。

MORI Hiroki

Author:MORI Hiroki
たった15秒や30秒のコマーシャルが、大きな映画にも負けない感動を与えてくれる。
カメラマン宮川一夫が撮影した「トリスウィスキー」の作品は、大好きなCFのひとつ。

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