キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校で一昨年前40周年を迎えたアニメーション学科の学生たちの授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍を主に更新しておりますが、その役割はODCのホームページに任せて、ここのところは、プライベートなことをつぶやいています。
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東京オリンピック
本当ならば
開催されていたTOKYO2020オリンピック。
新型コロナウイルスの影響により1年の延期になってしまいました。
来年
2021年の7月23日に開会式が開かれることで、この日、白血病からの復帰をめざす競泳女子・池江璃花子選手が自らの境遇を重ねながら、東京・国立競技場から世界に向けてメッセージを発信した。

学校では
2年生の授業で、作画のスキルアップを図るために、レンズ効果による画面作図について学習しています。
先週は広角レンズをテーマに学習。教材映画として『女王陛下のお気に入り』を使用。

今回は望遠レンズです。
黒澤明の『用心棒』かなと思ったのですが、市川崑の『東京オリンピック』がひらめきました。

だから、2020TOKYO オリンピックなのです。

映画『東京オリンピック』は
全編、望遠レンズ・超望遠レンズで撮られたような映画です。
ジャンルとしては
記録映画・ドキュメンタリーなのでしょうが、ドラマチックな構成で作られています。
その理由は
①クローズアップが使われている。
②そのクローズアップを利用してモンタージュが意図的に使われている
ことだと分析する。


それ以外にも、高速度撮影が使われてスローモーション映像が使用され、作り手の作為的な演出が数多く使われている。
当時のオリンピック担当大臣は、完成した映画の試写を見て「記録性をまったく無視したひどい映画」とコメントし、文部大臣は「文部省として、この映画を記録映画としては推薦できない」という声明を発表したそうだ。
「芸術か記録か」という大論争を引き起こすことになった『東京オリンピック』
市川崑監督は「作品を全面否定されたわけでも何でもないんです。今から言えば笑い話ですがね」とインタビューで語っているそうだ。
お疲れさまでした。
開催されていたTOKYO2020オリンピック。
新型コロナウイルスの影響により1年の延期になってしまいました。
来年
2021年の7月23日に開会式が開かれることで、この日、白血病からの復帰をめざす競泳女子・池江璃花子選手が自らの境遇を重ねながら、東京・国立競技場から世界に向けてメッセージを発信した。

学校では
2年生の授業で、作画のスキルアップを図るために、レンズ効果による画面作図について学習しています。
先週は広角レンズをテーマに学習。教材映画として『女王陛下のお気に入り』を使用。

今回は望遠レンズです。
黒澤明の『用心棒』かなと思ったのですが、市川崑の『東京オリンピック』がひらめきました。

だから、2020TOKYO オリンピックなのです。

映画『東京オリンピック』は
全編、望遠レンズ・超望遠レンズで撮られたような映画です。
ジャンルとしては
記録映画・ドキュメンタリーなのでしょうが、ドラマチックな構成で作られています。
その理由は
①クローズアップが使われている。
②そのクローズアップを利用してモンタージュが意図的に使われている
ことだと分析する。


それ以外にも、高速度撮影が使われてスローモーション映像が使用され、作り手の作為的な演出が数多く使われている。
当時のオリンピック担当大臣は、完成した映画の試写を見て「記録性をまったく無視したひどい映画」とコメントし、文部大臣は「文部省として、この映画を記録映画としては推薦できない」という声明を発表したそうだ。
「芸術か記録か」という大論争を引き起こすことになった『東京オリンピック』
市川崑監督は「作品を全面否定されたわけでも何でもないんです。今から言えば笑い話ですがね」とインタビューで語っているそうだ。
お疲れさまでした。
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