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スキルアップ講座【透視図法】

キャラクターの学科ですが 
背景や美術についての学習も大切です。 

好きなキャラクターだけを
描いているだけでは、趣味のイラストです。
キャラクターをデザインするということは、そのキャラクターをとりまく世界や物語、物語の中のキャラクターたちの関係をも具体的にしていくことです。 

普段
キャラクターデザイン学科の学生たちが積極的に意識を向けない、背景についての基本学習を行いました。 

背景といえば
透視図法ですが、一点透視法二点透視法三点透視法といった表現技法があります。 

V.Pと
記号で表現されるバニシング・ポイント、消点やら消失点と言いますが、そのポイントをどう使って、そこに集束させて立体や奥行き、遠近を感じさせていくかが各透視図法の特徴です。 

そこで扱われる
斜めの線、パースの線と呼ばれたりしますが、透視図法をかじった学生は、その、パースの線をどう使って遠近感を表現するかに一生懸命ですが、透視図法の本当に大切なことは、斜めの線ではなく水平線を意識しているかの方がとても大切です。 

水平線が
すなわち、観察者の視点の高さであり、V.P(消失点)もそこに集まってくるからです。 

そんな
透視図法以前の基本を知ってもらうため、水平線を意識するスケッチを描いてもらいました。
わざと、2次元のキャラクターを使ってね。
2次元キャラの代表、ちびまる子ちゃんです。

透視図法演習1 

みなさんお気づき
のとおり、アニメ『ちびまる子ちゃん』の画面作りには、3Dのような視点の演出は基本的にありません。
画面の中の水平線に集束していく透視図法のパースの線を利用するような遠近法は使用されていません。

実際の画面を 
見てみると、こんな感じです。

ちびまる子ちゃんパース1 ちびまる子ちゃんパース2

同じく 
2Dアニメキャラの代表の『サザエさん』を見てみると…

サザエさんパース1  
サザエさんパース2 

こうして
見ると『ちびまる子ちゃん』と比べると、『サザエさん』って教科書的な遠近法で構図が作られている。
水平線の高さは少々高いが、日常我々が体験しているアイレベルの高さに近いところで画面が作られていることがわかる。

サザエさんパース3 

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プロフィール

大阪で、アニメーションの仕事に関わり、現在は、大阪デザイナー専門学校(旧称・大阪デザイナー学院)で、アニメーション学科とキャラクターデザイン学科の1年生2年生の担任をしています、森宏樹です。 手技や映像に関する授業を担当し、描いたり作ったりの指導をしています。

MORI Hiroki

Author:MORI Hiroki
たった15秒や30秒のコマーシャルが、大きな映画にも負けない感動を与えてくれる。
カメラマン宮川一夫が撮影した「トリスウィスキー」の作品は、大好きなCFのひとつ。

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