キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校で一昨年前40周年を迎えたアニメーション学科の学生たちの授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍を主に更新しておりますが、その役割はODCのホームページに任せて、ここのところは、プライベートなことをつぶやいています。
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2009イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
- ジャンル : 学問・文化・芸術
- スレッドテーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
2009年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展見学
毎年この時期恒例の美術展。いろいろな作家の絵本の絵画・イラストが集う原画展。キャラクターデザイン学科の1年生たちと校外授業で見学に行ってきました。
阪神電車梅田駅から
特急電車に乗って西宮駅で普通電車に乗り換え。次の駅、香露園で下車。
260円です。
住宅街を歩く
こと、約15分。小学校のすぐ向こうが、西宮市大谷記念美術館です。
イタリア・ボローニャ国際絵本原画展は
この美術館で、自分が学生の頃から続いている原画展だから、30年は続いているということですね。
(途中、阪神大震災の年、1995年開催から復興までの間、他の場所を使っての開催でしたが、毎年欠かさず行われています)
新人の
イラストレーターや絵本作家の登竜門的なコンクール展ということもあり、集まってくる作品に難解さはなく、とても見やすい展覧会。 絵本とアニメ^ション、キャラクターデザインの分野は、表現の違いはあるものの、共通点も多数あります。
絵画の世界にストーリー性を表現するということについては特に!
だから
機会があれば、学生を連れて見に行くことにしている絵画展です。
自分自身が学生時代に、その、表現や技法の多彩さに驚かされ、絵を描くことの楽しさやすばらしさを感じさせてくれたから。
絵本ということもあって
展示は、子供も楽しめるような配慮がされています。
遠く、暗く、高いところに作品が飾られているのではなく、じっくりと間近で見ることが出来ます。
原画ですので、筆のタッチや、重ね塗りされた絵の具の交わりぐあいさえも観察できます。
切ったり貼ったり、接いだり… 描くだけでなく、こんなことをしてもいいんだ!
驚きの連続です!
どの絵にも
ユーモアがあり、気持ちが明るくなります。
テクニックに驚かされる作品の中にもそれがあるのは、やはり、どの作品も子供を意識しているからでしょうか? 作者に童心があるからでしょうか?
みなさんも
騙されたと思って、一度見に行ってください。
ちなみに
見学する前に、カタログ(図録? ガイドブック?)を手に入れて、見比べながら観賞するのをおすすめします。
印刷された
カタログの絵画と、本物の原画は、やはり全く別のものです。
その違いを現場で体感するのって、とても大切だと思います。
展示されている作品の全部が印刷されているわけでもない。
会場で見て、大いに気に入った絵が、カタログには載っていなかったりもするのです。
サイズが変わっていたり。
原画の感動を
記憶にとどめておくためにも、カタログにメモ書きをするのも良いでしょう。
場内で
映写されている、ビデオも必見です。
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