キャニメーションの森
2006年4月から開設していましたブログ「アニメーションの森」の続編です。デザインの専門学校で一昨年前40周年を迎えたアニメーション学科の学生たちの授業の様子やキャンパスレポート、卒業生の活躍を主に更新しておりますが、その役割はODCのホームページに任せて、ここのところは、プライベートなことをつぶやいています。
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1週間が経ち
粘土が完全に乾きました。
今週は、形の修復、整形、そして着彩です。
まずは
彫刻刀やカッターナイフ、へらなどを使って、削ったり彫ったりして形を整えます。
表面を
滑らかにするにはサンドペーパーを使います。
石粉粘土は
きめが細かいので、整形するのも、微妙な作業が可能です。
紙ねんどは
軽くて軟らかいので、硬めの筆で、ささっとなぞるだけで、表面が削れていきました。
サンドペーパーを使うと、削れ過ぎて、形が台無しになってしまいそうです。
うまく
写真に写りませんでしたが、削れた細かい紙粘土の粉が、煙のように飛ぶんですよ。
机の上や
膝の上は、あっというまに真っ白けになりました。
教室の中は
ぜったいに、粘土の粉が飛び交っているはずです。
黄砂ならぬ、白砂。
知ってか知らいでか
教室の環境調査が入りました。
どうですか?
粘土の粉塵の影響はあったでしょうか?
あまり、関係なかったようでした。
みんなの
机の上に見かける、黄色いキャップの、丸い入れ物は?
ジェッソという、リキテックスから出ている地塗り剤です。
これで、小さな割れや、細かなヒビを埋めていきます。
地塗り剤なので
この後着彩する、絵具の発色も助けます。
筆で、そのまま塗っていきます。
滑らかにするなら、少しの水で溶いて、何回も重ね塗りしていきます。
さて
今回の課題は、完成したら、ギャラリーで展示します。
授業の後半
は、アクリル絵具を使っての着彩です。
先週の
写実描写同様、本物を見ながら、丁寧に描写していきます。
パレットに
その色を作って、そのまま塗って完成ではなく、幾重にも重ね塗りしながら、色彩に深みを作っていきます。
筆で塗ると
筆の刷毛メが残って、いかにも描いたようになるからでしょうか? 指で均(なら)すようにして塗っている彼。
塗りながら発見した、彼のこだわりの技。
色を
塗るだけでなく、傷や汚れ、細かな模様も描写していきます。
細密描写で徹底的にこだわって描いていきます。
来週、完成作品を提出です。
必要なら、ニススプレーやつや出しスプレーで仕上げ、光沢を表現します。
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