FC2ブログ

Entries

キャラクターデザイン学科卒業制作審査【2】

膨大な数のスケッチ。あと1ヶ月で、まとめてプレゼンテーションします。審査の第2日目です 
前回同様、公開審査で行われました。
土曜日ということもあって、1年生の見学もありました。 

体験入学の
講座にも設定していましたので、来春の入学希望者も見学に参加。
すでに、出願し、合格通知を手に入れている男子。
ということは、もう、新入生と呼んだ方がいいのかもしれませんね。

ゲームキャラクターコース(今年度より
アニメキャラクターコースに名称変更)とキャラクターデザインコースと、交互に審査が始まりました。
2年生は、前に出て、現在進行中の卒業制作作品を審査の先生たちに見せ、企画の内容と、現在の制作の様子、これからどうしていくのか、最終の展示はどんな様子になるのか説明し、プレゼンテーションしていきます。

留学生の彼は、日本人以上に相撲好き。学校祭前に 
行われた、第1回目の審査から、2週間たったということもあって、今回のメンバーは、完成に近づいたプレゼンを見せてくれた生徒が多かったように思います。

でもね 
ものは考えよう。
先に順番が回ってきたメンバーは、今回のメンバーたちよりも、2週間も一足早く、やるべき方向性が決定して、12月の搬入に向けてスパートを掛けることが出来るわけだから、絶対得なはず。

第2回目の今回は 
審査としては、いろんな出来栄えを、次から次から見せてもらえることができて、見本市のようで楽しかったです。

課題ではなかなか力を発揮できなかった学生が、自分の企画で自分らしい作品を制作している姿を見せてくれた。 成績が良いから優秀な卒業制作作品が完成する、という、セオリーがくずれるのを見ることが出来るのも、2年間の最終課題ならではの風景。 面白いイメージを見せてくれました。さあ、ここからが大事です。まとめきることが出来なければ期待はずれ。
キャラクターを120種類創作した学生もいます シンプルに、Tシャツにプリントされるためだけのキャラクターイラスト。

仕上がりの様子を 
意識して、この場に用意してきた学生と、まだ、自分の中で確かめながらすすめている学生と、双方の差を少し感じた今回の審査でした。

今回の卒業制作中間審査で、いちばんのボリュームでプレゼンしてくれた作品。というのも 
彼女のプレゼンを見ると、早くに自分のやりたいことを担当の先生に伝え、授業の中でアドバイスをもらい企画を完成させた結果、その後の長い時間をかけた色々な試行錯誤を行ったであろう、その様子が伝わってくるのです。
きっと、ここまで真っ直ぐ進んできたわけではなかったはずです。
しかし、途中経過時のアドバイスをその都度手に入れながら、担当の先生とも信頼関係を築き、自身でも手ごたえや確信をつかみながら、描いたり作ったりしているでしょう。

その結果誰よりも
作っているもののが多い。内容も豊富です。
B1木製パネルが2枚。その倍の大きさのB0の木製パネルが1枚。
1枚のパネル内の情報も豊富です。

夏休みに入るころには、すでに企画を決めて、準備をし始めました。 

創作したキャラクターの世界観を感じさせる、イメージイラスト。
立体の造形も、大きなものがひとつと、紙袋の中から出てくるわ出てくるわ、手作りのフィギュア。

たっぷり時間をかけて作られたモノには、それなりの説得力があります。 けっして適当に作ったものではありません 試行錯誤の結果、確信を手に入れることが出来ます。
手作りのグッズも、数多く作ってます。 プレゼンの場で、どんどん並んでいきます。
勢ぞろいです 手芸用の毛糸で編んだ、ヌイグルミのフィギュアたちです。

夏休み中、北海道に旅行に行ったときも、単なる趣味の旅行で終わらせず、ちゃんと、卒業制作にプラスになるイベントに利用する。計画的に制作している結果できることだとおもいます。写真集も 
作る計画のようです。
家族旅行だったのでしょうか、この夏、北海道に旅行したそうです。
そのときに、キャラクターたちも同伴! 一緒に連れて行ったそうです。
そして、彼らの旅行という設定で、写真をイッパイ撮ってきたそうです。
楽しいアルバムを見せてもらいました。

彼女のように 
夏休みを自分の卒業制作のために時間を費やした学生は、はたしてどれぐらいいるでしょうか?
早くに企画を作り上げ、計画的に制作すればこそできたことだと思います。

考えて、真剣に取り組んでいるので、発表も、伝わってくるものがある。 説明時間は長かったが、聞いていて、長さを全く感じない。

はやく次の話を聞きたい、と、ワクワクさせてくれた。具体的な 
モノがたくさん並びましたので、先生たちからのアドバイスもポンポンと飛び交い、自然と、イメージをさらに膨らませます。
彼女も素直で、思考が柔軟なので、「ああっ」ってそのつど頷いたりして、さらに増やして、やってくれるのでは?という期待感を高めてくれます。

今日いちばんの、プレゼンテーションでした。

自分のやりたいこと 
を、自分の中で、まだ、はっきりと決めかねている生徒は、中途半端なプレゼンで、先生たちに首を傾げられたり、自分の思いとは少々違う方向のアドバイスをもらったり。
先生たちも、搬入日に完成作品を納めてもらうために、具体策を提案するんだけど、何よりも自分の中で「これをやりたい!」というのがなかったり、あっても、それを伝えきれていなかったりで、アドバイスが注文や試練に変わってしまうなんていうケースも。
これって、いかに、ここに行き着くまでの、制作の授業で、担当の先生とコミュニケーションを上手く交わせているかが大切だということです。

キャラクターをデザインするということは 
好きな人物画や生き物の絵を描くことだけではないのです。
自分の生み出した〝生き物〟に、役割や個性、性格や、物語をつけて、はじめてひとつのキャラクターとして認識されます。
その生み出されたものを、誰に何に使ってもらうのか?
ゲームなのか、グッズなのか。
生活の中で、Web上で、職場で、プライベートの場で…
そういった具体的な5W1H、TPOに当てはめて考えて、はじめてデザインとして成立するのですから。

好きなことができるので、みんな上手に描けてます。 しかし、それだけではキャラクターデザインにはなりません。ここから、どうプレゼンテーションしていくかが勝負です。 
生徒の良さを引き出すアドバイスを、的確に手に入れることが出来ました。それって、それまでの途中経過を、しっかりと見せることが出来ていた結果でしょう。 分かりやすいパネルへのプレゼンでしたが、もうひとつ小さめで表示した方が、企画の良さが伝わりそうです。 

今年の2年生は
昨年よりも学科の人数も多く、その分、個性も数多く、バラエティに富んだ作品を審査することが出来ました。
 
コマーシャル絵コンテに挑戦する学生もいます

ゲームのためのキャラクター、グッズとしてのキャラクターはもちろん、
コマーシャル映像での企画、
Tシャツに使われるためのキャラクター、
ライトノベルのためのもの、
対象を子どもにしたり、大人にしたり、

充分に準備をかけて臨んだプレゼンテーション 準備周到。いろんなグッズも製作中。 イラストについては厳しい指摘がイッパイ出されました。でも、ここまで頑張った作者は、挫けずさらに改善された楽しい姿を見せてくれるはずだと信じます。  

もちろん
定番のAKIBA系も、登場しました。

AKIBA系の定番も出ました 自信があるので、大きくプレゼンできます。テンションが上がります。 AKIBA系しか描けないというわけでではないんですよ。ちょっと変わった試みにも挑戦しています。 フィギュアも作ってます まだ途中ですけどね 完成をお楽しみに 思う存分、やります!   

さて 
ラスト1ヶ月、計画通りのイメージで、あとはしっかり仕上げるだけです。
みんな頑張って完成させて、12月11日金曜日、作品を搬入してください。
12月12日、合否を決定する審査です。

スポンサーサイト



0件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://odcanime.blog40.fc2.com/tb.php/625-7dd06099
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

QRコード

QR

プロフィール

大阪で、アニメーションの仕事に関わり、現在は、大阪デザイナー専門学校(旧称・大阪デザイナー学院)で、アニメーション学科とキャラクターデザイン学科の1年生2年生の担任をしています、森宏樹です。 手技や映像に関する授業を担当し、描いたり作ったりの指導をしています。

MORI Hiroki

Author:MORI Hiroki
たった15秒や30秒のコマーシャルが、大きな映画にも負けない感動を与えてくれる。
カメラマン宮川一夫が撮影した「トリスウィスキー」の作品は、大好きなCFのひとつ。

カレンダー

05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

FC2カウンター

最近の記事

カテゴリー

自作オセロ

by some-news

ブログ内検索

かつて、「記事で目にしたなあ」という言葉があれば試しに検索してみてください↓
検索はずれの場合は…  ごめんなさい。

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる